やっぱり使うGAE


 正式版における課金体系激変予定の告知で、何じゃこりゃーと思ったGoogle App Engineですが。
 身内向けのちょっとしたサービスを作る時に、他を探すのも面倒だったんで、また使ってみた。
 つーか、別にクラウドじゃなくてもいいッスよー的な小さい物を動かす分には、新課金体系でも何も問題無さそうな気がしてきた。むしろ、ダイナミックなインスタンスの挙動を設定出来るのなら(無料でも出来るのか?)、レスポンスが遅いのを我慢して無料で引っ張る、ということもやりやすくなるかもしれない。インスタンス起こしっぱなしにしたがる人が増えそうな気もしますが。
 零細スケールで使う場合、GAEの最大の弱点はスピンアップタイムだと思うんだよな。俺の作るような狭いサービスって、ほぼ毎回スピンアップ、みたいな状態だし。レスポンスが0.5秒も違ったらどれだけ変わるのか、というのはGoogleの方が良く知ってるはず。つっても、平均インスタンス数が1を大きく下回るような環境で出てくる問題だから、直接的に金になるユーザーではないんで、どうでもいいかもしれないけど。

 今一番気になっているのは、GAE/Pythonが正式版になった時、小さいインスタンスを二個立ち上げるか、2.7でMT化するか、どちらかにしないと同時リクエストが一個しか捌けない状態になるらしいということで。
 正直、同時リクエスト一個といってもstaticなリクエストは別枠だろうと思うし、dynamicな奴はうちじゃアクセス少ないからそれほど困らない気はするのだが、ここで妥協するのも寂し過ぎるし、純粋に興味もあるので、たぶん頑張ってMT対応にするんだろうけど。
 MTの場合、memoizeはどうなるんかなー。グローバルはメモリ空間共有すんのかなー。する場合、ロックのコストはどんくらいなんだろうとか、ロックせずに同時アクセスした時の挙動はどうなのかとか、疑問がもりもり湧いてくるけど、まあ、正式版で2.7がリリースされたら情報も出てくるかな。ぶっちゃけ今んとこmemoizeしなくても数十msしか変わらないレベルだし、CPU時間への課金じゃなくなるならその程度を削る意味も無いだろうし。

 それにしても、改めて思うに、無料でこれだけ使えるなら十分だよな。まあ、他にも無料でもっと自由なPaaSとかあるみたいだけど。サービス続けられるのかと不安にもなるけど。

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