鵜呑みにしてたけど、少しちゃんと調べてみるとOpenVZって準仮想化でもねーじゃん。
言うなれば、chrootした環境を与えて「ルートディレクトリから全部お前の物だ」みたいなのをもっと頑張りまくって「root権限がお前の物だ」っぽく見えるまで拡張した感じだろうか。オーバーヘッドは小さそうだけど、全くVMじゃないのだな。ゲストにswap無いのも納得であった。
んで、実際パフォーマンスにはどんな差が出るのかな、と思って検索すると、NTTが仮想化技術比較というページを作っていたので読んでみる。
XenとKVMとOpenVZの比較という文書になってるけど、実質的には準仮想化と完全仮想化とOpenVZの比較っぽい。で、準仮想化が一番高速で、完全仮想化はやはり重いけど、OpenVZがもっと格段に重い場合もあるのに驚いた。ふむ。リソース配分の管理が重いのか。
OpenVZのVPS鯖の存在意義がますます分からなくなりげな。386が出たらハードウェアEMSの存在意義が無くなったとかそういう感じなんだろうか。多分違いますが。でもVT使えるならKVMでいいじゃんという構図は少し似ているか。むしろそれはLinuxが当初IA-32にガチ依存で素早く開発された構図に似ているな。どこからかカレーの香りがしますな。
そんなこんなで。
もうOpenVZもDTIのVPSもしばらくは忘れていいかもな、とは思った。
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