きったねー部屋を片付けるぜーシリーズ。(前 次 始)
だが、今回は片付けの話はほぼ無し。ほぼ進行不可能となる大ボスが立ちはだかったから、である。
最大の難所と思われるエリアは、周辺一帯まとめてアルコールスプレーで制圧した。少なくとも床は綺麗になった。そらもうピカピカよ。他のとこ掃除してるとホコリ飛んでくるけどさ。
だが、部屋の瘴気は全く衰えない。臭いの源を探知する機械とか無いんかな。検索してみるか。あった。六桁価格。無理。レンタルなら1000円くらいみたいだけど、そこまではいいや。
どこが元凶なのか分からないまま、手を付けられるところ、捨てる物の多そうなところから進んでいった。
そして、すぐに行き詰まった。
もう、手の付けられる範囲の九割方は、崩れた本の山しか無い。いや、手の付けられない範囲も大体同様だ。
本、本、本。時々ゲームソフトやノベルティ。今までのゴミとは違う。単純に捨てる訳には行かない。その上、圧倒的な物量。
最初っから姿は見えていたんだけどな。こいつが遥か昔から、俺の部屋をどう片付けていいのか分からなくしてきた、最強のボスだ。しかも敵じゃないのが困る。本は友達さ。大体、こいつを召喚したのは俺なんだ。そう、黒幕は俺だったんだよ。何だってー。
で。
カビ臭と本の山というラスボス級二匹を放置したまま、とりあえず撤退。進めようが無いんだから仕方ない。
今までの掃除用の装備は効かない。本を減らせる装備だけが効く。そうだよ分かってるよ。電子化して処分するのが最良だ。
倉庫とか借りるのは違う気がするし。何としてでも残さないと、という物なら、倉庫でも何でも借りるけど、そこまでじゃない。ただ、捨てるのはあまりにも、あまりにも惜しい。だって今はデータで残せるんだからな。
ただ、どこまでの品質で残すか、が大きな問題だ。
フラットベッドスキャナはある。GT-X820。画質も良いと思う。でも、40ページ前後の本一冊に四時間とか掛かった。貴重な本ならそれくらい掛けてもいいと思えるけど、本気出す時専用だよなあ。
シートフィードスキャナは、異次元に高速になるだろうし、これが無いと多分進まない。でも、画質はどうやったって劣るみたいで。業務用なら画質も少しはいいみたいだけど(どっちにしろフラットベッドには負けるらしいが)、評判のいいPFU製で調べてみると、業務用で一番安い奴でも、家庭用の一番高い奴の倍以上のお値段であるのことよ。間に半端な値段の業務用もあるけど、それは画質的には微妙っぽいので見なかったことに。
そして、他はシートフィードスキャナより画質が下がりそうな気がするので除外。
家庭用シートフィードスキャナで一番人気のiX500にほとんど決まりかけてはいた。
でも、主走査約2cmごとに画像が欠ける仕様、が引っ掛かった。
Amazonのレビューには
「およそ2cm間隔で数ミクロン、ライン抜けしている」
と書かれてるけど、実際に600dpiでスキャンしたサンプル画像を見たところ、ミクロンのオーダーではなさそう。欠落領域にスクリーントーンが乗ると、ドット半個分以上が消えたりしている。何番トーンか分からんけど。
決定的だったのは、Nexus 7(2013)にPerfect Viewerで表示させてみた結果で、iX500ソースの画像はスッパリと鋭利なラインが何本も見えた。観察するまでもなく勝手に目に入る切れ味。縮小フィルタやモニタや縮小率などの相性もあるのかもしれん。同じ画像をIrfanViewでS2110Wに全画面表示した時はほとんど目立たなかったし。
片付けが行き詰まる前から、いずれ今の状況に陥る予感はしていたから、ずっと考えてはいた。
そこそこの画質でいい本が八割、画質に拘りたい本が二割。拘りの本はいっそ電子化を保留したままでもいい。タブレットで読みたいは読みたいけどさ。
八割の普通の本を、iX500でやっちゃえないものか。このままだと何もかも効率が悪くて、人生の時間を失うばかりだからな。納得しなくても買っちまえよ、すぐに気にならなくなるかもしんねーし。
でも、心残りが出来ちゃったら、解消するまで考えたいんだよなあ。だから、考えるさ。俺はいつだってそうやって生きてきた。←ざくざくアクターズネタとか通じる人いますか。ツクール系の面白いフリゲですよ。お勧めですよ。
まあ、4k2kとか8k4kとかが普及して、出版社が原本から超綺麗な電子書籍作ってくれれば、印刷物をスキャンした奴なんかどうでも良くなって、普通に電子版を買い直したくなりそうだけど。好きな本だけはな。そうなったら新刊も電子版を買うだろうな。DRMとかで面倒だったとしても、画質で完全に圧倒されればそっちを選ぶさ。
それとも、コピーが出回って終わりなのかなあ。紙の本でも状況そんなに変わらん気もするけどさ。むしろ紙の方が、スキャンされたらノーガードだし。
あと、電子版が出そうな本も限られるよな。でも量産コストも掛からんから、原本があればどんどん作れるんじゃねーかって気もするけど。
んなこと考えてても目の前の山は片付かないんで、もう一度よくよく考えてみた。
そうだ、選択肢は一応残ってた。業務用シートフィードスキャナだ。
多分、値段以外は問題無い、と思う。iX500も欠損以外は余裕で納得出来そうだったから、同じメーカーで非CISの高級機ならきっと画質はセーフだろう。fi-6130のサンプルは大丈夫な感じだったし。本気出す時はGT-X820も使えばいい。
でも値段がなあ…。安い部類のfi-7160でも、ジョーシンでWebクーポン使って¥84,300。ううううう高い。ちなみにiX500はNTT-Xストアのナイトセールで¥32,800。さらにPFUダイレクトのiX500一周年セールだと、欲しいと思ってる裁断機のDC-210Nがセットで¥39,800とか。
ちなみに裁断機は、俺の部屋にある一番でかい本の綴代が30cm未満だったので、DC-210Nでほぼ決定。
迷ってても部屋の片付け進まないんだしよー。どーするよー。¥55,000の差だよ?
これでfi-7160に画質の問題でもあったらもう、厳しいってもんじゃねーな。今まで避けてたけどヤフオク登録しちゃうレベルだな。
ちょっとマジで、差額の¥55,000で何が出来るか考えてみようぜ。
普通レベルの焼き肉食べ放題が、うーん、18回くらいだろうか。こないだ行ってみた底辺レベルの焼き肉食べ放題だと46回は行けるけど、まああれは46回行けても、ちょっとな。うん。実は最近また行きたくなってるけど(笑)。肉好きなんだよー食わせろー。
漫画だと、100冊くらいか。大したこと無い気もしてきますよね。これから漫画を何千冊も処理するんだし。
飲み会数回。これも大したこと無いな。
京都旅行1回未満。
行っちまうか、fi-7160に。買っちまえば何年も使えそうだろ。
数年以内にはもっといいのが出ちゃう気もするけどさ。今買えなきゃ意味ねーからな。逆に、こういう微妙に欠けるとかの細かい話って、低価格帯から始まってだんだん上の価格帯に向かって切り捨てられて、最後は「マニアは超高級機でも買ってろ」になる場合もあるしなあ。多分そうはならないとは思うけど。次世代までには解決して来るんじゃねーの普通に。
ということで、だいぶ心が決まってきたけれど。
最近、買い物する時って、まずレビューを見まくるのが当たり前になってるから、レビューが皆無だとなかなか購入に踏み切れん。マジでどこにもレビューが無いのだ。
もう見知らぬ誰かに任せてはおけん。俺自らが出るか。←ゼクセクスネタとか通じる人いますか(いるよ)。コナミの恥ずかしいシューティングですよ。別にお勧めはしない。
でも、もうちょっとだけ待ってみるかな。
ついさっき、ゴミ出しに俺部屋に入って、何となく小物を片付けてたら結構時間掛かったから、本が片付かなくても一週間くらいは何かしら片付けていられそうなので。床の見える領域は広がらないけど仕方ないさ。その間に情報出てくれば一番だけどなー。
まあ、日に日に「もうレビューとか無くてもいいや買っちまえ」度が高まってるので、きっと多分、近いうちには。最悪でもジョーシンのクーポンが終わる12/2までには。