俺部屋侵攻作戦その5 真ボス降臨


 きったねー部屋を片付けるぜーシリーズ。(
 だが、今回は片付けの話はほぼ無し。ほぼ進行不可能となる大ボスが立ちはだかったから、である。

 最大の難所と思われるエリアは、周辺一帯まとめてアルコールスプレーで制圧した。少なくとも床は綺麗になった。そらもうピカピカよ。他のとこ掃除してるとホコリ飛んでくるけどさ。
 だが、部屋の瘴気は全く衰えない。臭いの源を探知する機械とか無いんかな。検索してみるか。あった。六桁価格。無理。レンタルなら1000円くらいみたいだけど、そこまではいいや。
 どこが元凶なのか分からないまま、手を付けられるところ、捨てる物の多そうなところから進んでいった。

 そして、すぐに行き詰まった。

 もう、手の付けられる範囲の九割方は、崩れた本の山しか無い。いや、手の付けられない範囲も大体同様だ。
 本、本、本。時々ゲームソフトやノベルティ。今までのゴミとは違う。単純に捨てる訳には行かない。その上、圧倒的な物量。
 最初っから姿は見えていたんだけどな。こいつが遥か昔から、俺の部屋をどう片付けていいのか分からなくしてきた、最強のボスだ。しかも敵じゃないのが困る。本は友達さ。大体、こいつを召喚したのは俺なんだ。そう、黒幕は俺だったんだよ。何だってー。

 で。

 カビ臭と本の山というラスボス級二匹を放置したまま、とりあえず撤退。進めようが無いんだから仕方ない。
 今までの掃除用の装備は効かない。本を減らせる装備だけが効く。そうだよ分かってるよ。電子化して処分するのが最良だ。
 倉庫とか借りるのは違う気がするし。何としてでも残さないと、という物なら、倉庫でも何でも借りるけど、そこまでじゃない。ただ、捨てるのはあまりにも、あまりにも惜しい。だって今はデータで残せるんだからな。
 ただ、どこまでの品質で残すか、が大きな問題だ。

 フラットベッドスキャナはある。GT-X820。画質も良いと思う。でも、40ページ前後の本一冊に四時間とか掛かった。貴重な本ならそれくらい掛けてもいいと思えるけど、本気出す時専用だよなあ。
 シートフィードスキャナは、異次元に高速になるだろうし、これが無いと多分進まない。でも、画質はどうやったって劣るみたいで。業務用なら画質も少しはいいみたいだけど(どっちにしろフラットベッドには負けるらしいが)、評判のいいPFU製で調べてみると、業務用で一番安い奴でも、家庭用の一番高い奴の倍以上のお値段であるのことよ。間に半端な値段の業務用もあるけど、それは画質的には微妙っぽいので見なかったことに。
 そして、他はシートフィードスキャナより画質が下がりそうな気がするので除外。

 家庭用シートフィードスキャナで一番人気のiX500にほとんど決まりかけてはいた。
 でも、主走査約2cmごとに画像が欠ける仕様、が引っ掛かった。
 Amazonのレビューには

「およそ2cm間隔で数ミクロン、ライン抜けしている」

と書かれてるけど、実際に600dpiでスキャンしたサンプル画像を見たところ、ミクロンのオーダーではなさそう。欠落領域にスクリーントーンが乗ると、ドット半個分以上が消えたりしている。何番トーンか分からんけど。
 決定的だったのは、Nexus 7(2013)にPerfect Viewerで表示させてみた結果で、iX500ソースの画像はスッパリと鋭利なラインが何本も見えた。観察するまでもなく勝手に目に入る切れ味。縮小フィルタやモニタや縮小率などの相性もあるのかもしれん。同じ画像をIrfanViewでS2110Wに全画面表示した時はほとんど目立たなかったし。

 片付けが行き詰まる前から、いずれ今の状況に陥る予感はしていたから、ずっと考えてはいた。
 そこそこの画質でいい本が八割、画質に拘りたい本が二割。拘りの本はいっそ電子化を保留したままでもいい。タブレットで読みたいは読みたいけどさ。
 八割の普通の本を、iX500でやっちゃえないものか。このままだと何もかも効率が悪くて、人生の時間を失うばかりだからな。納得しなくても買っちまえよ、すぐに気にならなくなるかもしんねーし。
 でも、心残りが出来ちゃったら、解消するまで考えたいんだよなあ。だから、考えるさ。俺はいつだってそうやって生きてきた。←ざくざくアクターズネタとか通じる人いますか。ツクール系の面白いフリゲですよ。お勧めですよ。

 まあ、4k2kとか8k4kとかが普及して、出版社が原本から超綺麗な電子書籍作ってくれれば、印刷物をスキャンした奴なんかどうでも良くなって、普通に電子版を買い直したくなりそうだけど。好きな本だけはな。そうなったら新刊も電子版を買うだろうな。DRMとかで面倒だったとしても、画質で完全に圧倒されればそっちを選ぶさ。
 それとも、コピーが出回って終わりなのかなあ。紙の本でも状況そんなに変わらん気もするけどさ。むしろ紙の方が、スキャンされたらノーガードだし。
 あと、電子版が出そうな本も限られるよな。でも量産コストも掛からんから、原本があればどんどん作れるんじゃねーかって気もするけど。

 んなこと考えてても目の前の山は片付かないんで、もう一度よくよく考えてみた。

 そうだ、選択肢は一応残ってた。業務用シートフィードスキャナだ。
 多分、値段以外は問題無い、と思う。iX500も欠損以外は余裕で納得出来そうだったから、同じメーカーで非CISの高級機ならきっと画質はセーフだろう。fi-6130のサンプルは大丈夫な感じだったし。本気出す時はGT-X820も使えばいい。
 でも値段がなあ…。安い部類のfi-7160でも、ジョーシンでWebクーポン使って¥84,300。ううううう高い。ちなみにiX500はNTT-Xストアのナイトセールで¥32,800。さらにPFUダイレクトのiX500一周年セールだと、欲しいと思ってる裁断機のDC-210Nがセットで¥39,800とか。
 ちなみに裁断機は、俺の部屋にある一番でかい本の綴代が30cm未満だったので、DC-210Nでほぼ決定。

 迷ってても部屋の片付け進まないんだしよー。どーするよー。¥55,000の差だよ?
 これでfi-7160に画質の問題でもあったらもう、厳しいってもんじゃねーな。今まで避けてたけどヤフオク登録しちゃうレベルだな。

 ちょっとマジで、差額の¥55,000で何が出来るか考えてみようぜ。
 普通レベルの焼き肉食べ放題が、うーん、18回くらいだろうか。こないだ行ってみた底辺レベルの焼き肉食べ放題だと46回は行けるけど、まああれは46回行けても、ちょっとな。うん。実は最近また行きたくなってるけど(笑)。肉好きなんだよー食わせろー。
 漫画だと、100冊くらいか。大したこと無い気もしてきますよね。これから漫画を何千冊も処理するんだし。
 飲み会数回。これも大したこと無いな。
 京都旅行1回未満。

 行っちまうか、fi-7160に。買っちまえば何年も使えそうだろ。
 数年以内にはもっといいのが出ちゃう気もするけどさ。今買えなきゃ意味ねーからな。逆に、こういう微妙に欠けるとかの細かい話って、低価格帯から始まってだんだん上の価格帯に向かって切り捨てられて、最後は「マニアは超高級機でも買ってろ」になる場合もあるしなあ。多分そうはならないとは思うけど。次世代までには解決して来るんじゃねーの普通に。

 ということで、だいぶ心が決まってきたけれど。
 最近、買い物する時って、まずレビューを見まくるのが当たり前になってるから、レビューが皆無だとなかなか購入に踏み切れん。マジでどこにもレビューが無いのだ。
 もう見知らぬ誰かに任せてはおけん。俺自らが出るか。←ゼクセクスネタとか通じる人いますか(いるよ)。コナミの恥ずかしいシューティングですよ。別にお勧めはしない。

 でも、もうちょっとだけ待ってみるかな。
 ついさっき、ゴミ出しに俺部屋に入って、何となく小物を片付けてたら結構時間掛かったから、本が片付かなくても一週間くらいは何かしら片付けていられそうなので。床の見える領域は広がらないけど仕方ないさ。その間に情報出てくれば一番だけどなー。
 まあ、日に日に「もうレビューとか無くてもいいや買っちまえ」度が高まってるので、きっと多分、近いうちには。最悪でもジョーシンのクーポンが終わる12/2までには。


ハードディスク故障対策の改善計画発動


 思えば最初にHDD死亡ラッシュを踏んだのは、IBMのHDD大量死事件の時だったんだよなあ。それに気付いたのは10年後とかだったけど。
 それからはもうね、色々使ってきたさ。RAID1にしてみたり、リムーバブルラックを買ってみたり、外付けHDDケースをぞろぞろ並べてみたり。

 で、まあ、今の俺PCの環境も、導入当時は悪くないと思ってたんだけど、今ならもっと楽に安全になりそうだよな、とも思ってた。ついでにタブレット向けに便利にしたいし。
 そして、ふとHDD使用量を見ると、707/931GBである。これは、蔵書の電子化を始めたら多分ヤバいような。あと、主にエロゲー会社時代にデータを焼いといたCD-ROMとかもぞろぞろ出て来たので、早めにコピーして捨てたいんだよな。ちなみに名刺とかも出て来ました(笑)。会社から渡されたけど恥ずかしいデザインなので全く出したことのない奴が(笑)。
 さらに、外付けHDDケースに入ってるWD Greenが、何だか轟音を立ててることに気付いた。掃除の時しか部屋に入らないから発見が遅れたけど、こりゃー怖い。

 つーことで、着手することにした。HDDの価格も全然下がらなくなってるから、逆に買い易いしなあ。1TBプラッタもなかなか安定しない感じ?
 HDDに限らず、色々な方面で微細化の勢いがかなり鈍化してる気もする。長持ちしそうな物を買い易くなるのは有難いけど。

 今回は(も?)、なかなか構成の方針がまとまらなかったんだけど、QNAPのNetBak Replicatorをダウンロードして、こっそり事務所のQNAPのNASでリアルタイムのバックアップ機能をテストしてみたら、希望通りの挙動が見られたので、これを中心に構成することにした。
 ちなみにその挙動ってのは、単純にリアルタイムで指定フォルダ以下全てをミラーリングしてくれる、という物である。削除した物は消える。あまりちゃんと試してないけど、日本語ファイル名も大丈夫そう。

 まず、俺PCはCがSSDでOSとアプリ、DがHDDでデータ置き場とする。Windowsバックアップを使ってCのイメージをDに取る。基本的にはDのデータがプライマリでマスターとなる。
 俺PCに入れたNetbak Replicatorで、Dのほぼ全部をQNAPのNASに常時リアルタイムでミラーリングする。
 NASに自作スクリプトを入れて、rsyncのlink-destを活用し、NAS内だけで世代管理っぽいことをする。ハードリンクなのであまり容量は食わないけど、適当なところで古いデータは手動で捨ててもいい。手作業は良くないけど、ミスっても死にゃーしないからな。この世代管理は「うっかり上書きや削除した時の為」なので、基本的に頼るつもりも無いのだ。せっかくだからやっとくか、程度である。
 タブレットなどからデータを見たい時は、基本的にはDの中の共有フォルダにCIFSで接続する。リードオンリーならNASのミラーに接続しても良い。その為に、タブレットなんかで接続する用のユーザーもNASに作っておいて、ミラーをリードオンリーで開放しとく。CIFSとFTPで。

 以上で、当面は凌げるかなー、と。文章で書くと長いけど、割と単純な構成だ。
 問題は、俺PCかNASのどちらかが故障した時に冗長性が無いこと。両方故障したら終わり。
 NASにeSATAで外付けHDDを接続して、何とかなりそうならやるけど、ならなそうなら、うーん…。QNAPもう一台買ってRTRR、は値段的に辛いなあ。本当はそうしたいけど、検討課題にしとこう。
 なお、2ベイのNASにするのは趣味じゃないのでやらない。RAID1で二台まとめて壊れた時以来、個人的にRAIDはどうも。

 ということで、TS-121(¥29,500)と、WD Redの4TB(¥19,470)を注文した。五万円か…。仕方ないけど痛いな。TS-119P IIでも良かったかもだけど。
 この続きは、製品が届いて、環境を整備した後にでも。


俺部屋侵攻作戦その4 甦るラスボス級


 足を踏み入れるとアレルギー症状の出るようになった俺部屋を片付けて復活させよう物語。(
 まんがはじめて物語っぽい語感になるかと思ったけど無理そう。

 本日もゴミ回収日である。
 体調管理もあるので、例によって二〜三日ぶりだけど。俺部屋にいつもの装備で突入すると、どうも瘴気が以前のように濃く感じる。どういうことだ。

仮説1: 鼻の感覚とか曖昧だから、薄まった瘴気に慣れたせいで違いが分からない
仮説2: 普通に敵が復活してる

 …検証しようが無いので、淡々と片付ける。

 まあ、ネットでゴミ屋敷の画像とか見ちゃうと、俺部屋なんかまだまだ余裕で復活出来るわー、と思えてくるしさ。
 で、最終的に目指すは何というかこう、ライフハック(笑)とか言い出しそうな雰囲気の、小奇麗でシンプルな空間だな。イケルイケル。フフンフーン。ヒューヒュー。

 少なくとも、アルコールで拭いた床は大丈夫みたいだ。やっすいアルコールスプレーで大丈夫かなーと思わなくもないけど。そんな大量に使うもんでもないし、ケチること無かったかもな。薬品類として考えると、あんまり安物だと不安ではあるし。
 アルコールを使わない時は、いくら拭いてもどうも何か嫌な感覚があった。アルコールで拭いてからは全然それが無い。アレルギー持ちが長いと結構鋭敏なのである。ならこんなになる前に何とかしろよ、という話だが、そこはそれ、嫌な想像には目を背けたくなったりとか何とか。
 まあでも、出来ればどんどん床を広く露出してから、一気にウェット系フローリングワイパーとかで拭きたいんだけどさ。そうも行かない感じ。

 今回の作業は、例のクソ薄っぺらい手袋を早々にどこかに引っ掛けて、人差し指の先のとこを少し破ってしまい、特に体調に変化は感じなかったけれど短時間で終わらせることにしていた。
 最大の難所が終わったせいで、次の目標がちょっと見えなくなっていることにも気付く。適当に手を動かしつつ、ぼんやりと考える。
 次にやるべきところの条件は何だろう。

 まず、現在の支配領域に隣接していることは絶対条件だ。じゃなきゃ無理がある。
 一番空けたいところ、だろうか。
 いや、捨てられる物の多いところ、か。まず空間を増やすことだ。ならば入口付近だな。

 実のところ、部屋の奥に繋がるルートも早めに空けたいけど、そこは当分無理。物理的に膨大過ぎる本の山でどうしようもない。
 もう一つ、SCSI接続の600dpiくらいのフラットベッドスキャナ、という骨董品も奥地にあって、捨てるとそこそこの面積が確保出来るけど、隣接する空間が無いのでこれも無理。空間が通ったらさっさと捨てたい。
 ちなみに、電化製品はあまり大きいと本来は収集してもらえないけど、収集所に出しておくと怪しげな人達が未明に全部持ち去っていくんだよな。あれ何だろう。中国の廃品だらけの村とかに送るんだろか。

 ともあれ、当面の侵攻計画も立ったので、壊れた電化製品とかをゴミ出し。ちゃんと引き取ってもらえるサイズの物だけど。
 なお、朝方に家のゴミ出しに行ったら、しっかり電化製品の廃品だけ消えてました。
 ゴミ出しが終わったら撤退。

 これで今日の話は終わると思うじゃん?

 隣の部屋に行くと、床にカビっぽい塊が。うわあああ。

 俺部屋は密閉度が低く、隣の部屋とかに空気の抜けるところがあるんだけど、その抜けた先の床にカビが生えてた。ついこの前までは無かったのに。
 この家は、俺の部屋以外はかなり、かなーり清潔なので、完全に俺部屋が元凶だろう。それにこれ、ミカン発見のちょっと前にそっくりな塊を見たしなあ。

 とりあえず床のソレはアルコールでガッツリ行きましたよ。でもさ。俺部屋から空気が抜けてくる通路、やばいんじゃね。どう掃除するんだよあれ…。狭いくせに広いんだよな。どう言えばいいんだ。XY方向が広くてZ方向だけ狭い、みたいな形の空間。くっそー。アルコール消毒とか困難だしなあ。でも何とかせんと。せんとくん。
 もう一つ思ったのは、俺部屋の瘴気が大復活してる気がしたのは、全然気のせいじゃなかったのかもしれないということ。もしくは、掃除を半端に進めたことで、増殖しやすい環境を作ってしまった可能性も。

 まあ、でもさ。最終的には何とかなるだろ。徹底的に消毒してきゃーどうにでもさ。
 なるよね?


俺部屋侵攻作戦その3 突然のラスボス級


 くっそ汚い俺の部屋を片付けるシリーズ。(
 シリーズ記事をまとめるWordPressプラグイン、また探すかなー。何度か探したんだけど、うまく探せないんだ。似たようなプラグイン多すぎ。

 今回は多分、シリーズ通した中でも一番汚い話になりそうな予感がする。俺も衝撃だった。
 特に俺の知り合いの方は、これを読む前に、決してドン引きして「もう君は知らない人です、さようなら」とか言い出さないことを誓って戴きたい。俺らズッ友ですよね。
 いや別にそこまでひどい話でも。無いと思うけど。多分ね?
 既に撤退が完了してこれを書いている今、肺の方面が軽くヤバい感じ。作業中より撤退後にピークが来るのだ。あまりひどくならずに収まるといいけど。小児喘息の頃から長年付き合ってるから、多分まだまだ余裕はあるだろー、という感覚はあるけど。

 前回の侵攻では、最大の難所を攻略する手掛かりまでは出来た。万全の状態になったら一気に難所を攻め落とすつもりであった。
 そして、いつでもゴミ出し可能な時間帯になる。体調も問題無い。まさに万全。狼男で言えば満月の夜。

 攻略開始。

 いつものように、使い捨てマスク、やっすい激薄ペラペラ手袋を装備して、突入。手早くビニール袋などを配置して、すぐに難所をざくざく片付けていく。
 ホコリとも何ともつかない謎の汚れが付着している本が時々出てくるが、コロコロで綺麗にしてとりあえず積む。つくづく思うが、装備って大事だな。
 もう使わなくなった機材も結構出てくる。というか大量に出てくる。これはゴミ出しの日が土曜なので、それ用の袋に突っ込んで保留だ。

 難所を片付けていると、どうもおかしい。何だここは。異常に汚いぞ。
 手袋越しでもアレルギー起きそうなくらい気持ち悪いザラザラとした感触。これホコリじゃないんじゃ…。でも何?
 気のせいかアレルギーも進行が早い。精神的な物かなー、と思いながら制圧を進めて、新たな床が見えた時、それは姿を現した。

 ミカン?

 ぎゃー。

 ミカンの一部だったっぽいカラカラに乾いた何かと、柿(果物)の種と、周辺にカビの塊が。ギャー。

 いきなりラスボス級が来るかよ、って素で思った。
 一秒くらい固まったけど、とにかく早く片付けよう。うえー。速攻でやらんとマジで身体やられるだろこれ。

 んで、もうとにかく急ぐ。でも乱暴に扱うと飛散して悲惨なことになるぜ。←ダジャレ
 静かに、でも急いで、その辺のソレをビニール袋に押し込む。アレルギーの進行は明らかに早い。もうアレルゲンのせいだか精神的なものだか分からん。どうでもいい。急げ。

 その後も、いつになく手早く、最大の難所と目していた一帯に存在するアイテムを綺麗にしたり捨てたりして、とうとう難所の床を全面見える状態まで持ち込む。この瞬間は何だろう、波動砲発射準備完了みたいな感じ。ここからが一気に殲滅のお時間だ。
 掃除機でガーッと吸い取って、ティッシュにアルコールスプレー吹いて、床をゴシゴシ擦る。ティッシュが異様な色に染まる。捨てる。またティッシュにアルコール吹いて床を擦る。
 三回くらいループして、さすがにこれ以上やってもな、と思い、フローリングワイパーにアルコールスプレーを吹いて、昨日までに制圧した床もまとめて一拭き。だいぶ部屋にアルコール臭がするな。火気厳禁って感じだ。手袋越しに付いたアルコールのせいか、指先にもかなり冷たさを感じる。

 そして撤退。そろそろ体調が危険だ。
 部屋を出る時に、プラズマクラスター(笑)の空気清浄機が目に入る。全然効果無かったなーとか思ってたけど、この部屋相手じゃ分が悪かったな。むしろ、効いてる気がする、というレベルまで行ってたバイオの方がすげーわ。
 このアルコール祭りで、バイオはどうなるのかなあ。ケースの中にいるだけなら平気そうだけど。まーアルコールは必要だったから仕方ないか。

 で、ゴミ出しを済ませて、この記事を書いたり色々しつつ、三時間くらい経った後。
 あれほど汚い物を吸い込みまくった掃除機の紙パックを交換してなかったのを思い出して、マスクも何も無しにちょっと部屋に入った。
 むむ。アルコール臭がまだ結構残ってるけど、それよりも例の瘴気が半分くらいに薄まったような。制圧が進めば、いずれ人が住める空間に戻りそうな気がしてきたぞ。

 ということで、今日はここまで。身体がどうしても持たないからなー。
 しかし、瘴気が消えたとしても、物理的に多すぎる本というもう一つの壁が立ちはだかるのだよな。特に漫画が多すぎ。シートフィードスキャナ、必要なんだろなー。明日発売のEPSONの奴を念の為チェックして、まー駄目だろうけど万が一画質が良さそうなら検討して、駄目そうならScanSnap iX500を買っちゃって、技術書だけでも電子化してくかなー。試験に出るX1とか。


猫除けマシーンを買ってみた


 最近、買い物が楽しくなっちゃっててヤバい。
 で、どうせAmazonで買ったんだし、リンク貼るならアフィリンクだろ、って感じで、連日アフィリンクのあるblogである。うむ。何か嫌だな(笑)。

 本日のアフィリエイトはー、超音波式猫除けマッシーン。

 猫が凄いんですよ。
 野良猫がどうも多いなーとは思ってたし、最近喧嘩の声が糞うるせーとも思ってたけど、敷地内で10匹くらい集会してたのを見てマジヤバイと。
 母に聞くと、糞もすげーことになってたらしい。ウンコとかして恥ずかしくないのか君らは。

 で、対策を調べる。
 ふーむ。猫は一度縄張りにするとなかなか諦めないとか何とか。ほとんどの対策はすぐに慣れちゃって効かないとか。でも我が社の超音波のソレだけはかなり効果が高いんですよー。みたいな宣伝サイトの説明をじっくり読んでみた。ガーデンバリアって商品のとこ。うむ。まー内容には納得行かなくもない。実際、猫が嫌う匂いの薬とか撒いてみたけど、余裕でうろうろしてる。
 他にも調べてると、エチレングリコールお勧め、みたいなのも頻繁に見掛けたけど、要するに殺す方法なので、まずいですな。ちなみにアマゾンでエチレングリコールを見たら、こんなのが一緒に買われてますぜーのところにマタタビが並んでた。うむ。分かりやすい。
 まー殺すのは無しだろ。虫なら容赦無く抹殺するんだけどなー。

 つーことで、その超音波式のガーデンバリアってのを検討したんだけど、デザインが猫っぽくてうざい。もっとただのブロックみたいな無骨な方がいいんだけど。猫っぽくない奴もあるけど高い。
 というより、どっちのタイプにしても高い気がしてならない。この機能でこの値段かー、って。もっと安いのあるんじゃね、って。

 んで、探す。
 ふむふむ、PestByeっていうブランドのは安いな。PB0032Aって奴。そして無骨もいいとこ。
 他にもソーラータイプとかあったけど、うちは屋外で電源取れないから電池式がいいし、ソーラーだと夜間は内蔵バッテリーか電源オフかどっちかだろうし、猫は夜行性らしいし、充電池が内蔵されてると電池の寿命で捨てることが多くて嫌だし、単三電池タイプならエネループが使えそうだし、と。
 設置は、地面に刺して使うことも、壁に取り付けることも可能みたいなので、割とどうにでもなりそう。もちろん防水。
 販売元はロンドンにあるっぽいんで、UKのAmazonも見てみたけど、評価は890件ほどあって、平均は星4。エネループも使える、むしろ使え、ってレビューもあったので、それじゃーこれにしようということで購入。¥3770。

 到着して、早速開封。
 ふーむ、電池ボックスはネジ止めか。しかも四ヶ所。地味にめんどくせーな。エネループだと、過放電にならないうちに交換しないと電池寿命が縮んでもったいないから、マメにチェックしないとならんかもだしなー。こういう機器って過放電になることあるんだろか。
 と書いてて思ったけど、手回しネジどっかに余ってないかな。電池交換の時に調べるか。
 他には特に気になるところは無し。普通に組み立て完了。

 マニュアルはほとんど読まなくて良さそうに思えたけど、どの周波数に設定するといいかはちゃんと読んだ方が良さそうだった。猫に効果的なのは3〜5らしい。じゃ4で。
 こういうペラいマニュアルで、公式ダウンロード版とかも無さそうな奴は、捨てる前にスキャンしておきたいなあ。つーか通販の明細書とかみんなそうだな。シートフィードスキャナ欲しいわー。そうなるとHDDのバックアップもガチガチにやらんとならんけど。まあ近々それもやりたいと思ってる。そう面倒なことでもないし。金が掛かるけどな!

 話を戻して、設置してみた。

 地面にぶっ刺して、センサーの感度を調整するんだけど、感度を最低にしても結構な距離に反応するなーこれ。4mくらいは反応してるような。感度最大だと相当な距離まで反応しそうだ。うちじゃ無用だから試さないけど。
 まあ、前面以外は無反応だし、壁越しも反応しないので、うまく通行人を外す場所を考えて設置するしか無いか。頻繁に起動させてると、電池の消耗も気になるし、超音波が苦手な人が近所にいる可能性も無くもないし。稀にいるらしいので。
 反応すると青色LEDが光って、キンッていう甲高い音が小さく10回聞こえるけど、まー知ってれば気にならんな。可聴範囲外ではもっとでかい音が出てるんだろう。
 あとは、いつ電池交換するかだなー。公式には、単三電池4本で1000回くらい起動出来るように読めるけど、多分NiMH前提ではないだろうから、エネループなら数倍行けてもおかしくない気もするし、んんー。安全の為に月一くらいで交換しとくか。(追記: うちはエネループだと二ヶ月に一回くらいでも超余裕っぽい)

 ということで、忘れてなければいずれ後日談も書く予定。(追記: 書いた