俺部屋侵攻作戦その4 甦るラスボス級


 足を踏み入れるとアレルギー症状の出るようになった俺部屋を片付けて復活させよう物語。(
 まんがはじめて物語っぽい語感になるかと思ったけど無理そう。

 本日もゴミ回収日である。
 体調管理もあるので、例によって二〜三日ぶりだけど。俺部屋にいつもの装備で突入すると、どうも瘴気が以前のように濃く感じる。どういうことだ。

仮説1: 鼻の感覚とか曖昧だから、薄まった瘴気に慣れたせいで違いが分からない
仮説2: 普通に敵が復活してる

 …検証しようが無いので、淡々と片付ける。

 まあ、ネットでゴミ屋敷の画像とか見ちゃうと、俺部屋なんかまだまだ余裕で復活出来るわー、と思えてくるしさ。
 で、最終的に目指すは何というかこう、ライフハック(笑)とか言い出しそうな雰囲気の、小奇麗でシンプルな空間だな。イケルイケル。フフンフーン。ヒューヒュー。

 少なくとも、アルコールで拭いた床は大丈夫みたいだ。やっすいアルコールスプレーで大丈夫かなーと思わなくもないけど。そんな大量に使うもんでもないし、ケチること無かったかもな。薬品類として考えると、あんまり安物だと不安ではあるし。
 アルコールを使わない時は、いくら拭いてもどうも何か嫌な感覚があった。アルコールで拭いてからは全然それが無い。アレルギー持ちが長いと結構鋭敏なのである。ならこんなになる前に何とかしろよ、という話だが、そこはそれ、嫌な想像には目を背けたくなったりとか何とか。
 まあでも、出来ればどんどん床を広く露出してから、一気にウェット系フローリングワイパーとかで拭きたいんだけどさ。そうも行かない感じ。

 今回の作業は、例のクソ薄っぺらい手袋を早々にどこかに引っ掛けて、人差し指の先のとこを少し破ってしまい、特に体調に変化は感じなかったけれど短時間で終わらせることにしていた。
 最大の難所が終わったせいで、次の目標がちょっと見えなくなっていることにも気付く。適当に手を動かしつつ、ぼんやりと考える。
 次にやるべきところの条件は何だろう。

 まず、現在の支配領域に隣接していることは絶対条件だ。じゃなきゃ無理がある。
 一番空けたいところ、だろうか。
 いや、捨てられる物の多いところ、か。まず空間を増やすことだ。ならば入口付近だな。

 実のところ、部屋の奥に繋がるルートも早めに空けたいけど、そこは当分無理。物理的に膨大過ぎる本の山でどうしようもない。
 もう一つ、SCSI接続の600dpiくらいのフラットベッドスキャナ、という骨董品も奥地にあって、捨てるとそこそこの面積が確保出来るけど、隣接する空間が無いのでこれも無理。空間が通ったらさっさと捨てたい。
 ちなみに、電化製品はあまり大きいと本来は収集してもらえないけど、収集所に出しておくと怪しげな人達が未明に全部持ち去っていくんだよな。あれ何だろう。中国の廃品だらけの村とかに送るんだろか。

 ともあれ、当面の侵攻計画も立ったので、壊れた電化製品とかをゴミ出し。ちゃんと引き取ってもらえるサイズの物だけど。
 なお、朝方に家のゴミ出しに行ったら、しっかり電化製品の廃品だけ消えてました。
 ゴミ出しが終わったら撤退。

 これで今日の話は終わると思うじゃん?

 隣の部屋に行くと、床にカビっぽい塊が。うわあああ。

 俺部屋は密閉度が低く、隣の部屋とかに空気の抜けるところがあるんだけど、その抜けた先の床にカビが生えてた。ついこの前までは無かったのに。
 この家は、俺の部屋以外はかなり、かなーり清潔なので、完全に俺部屋が元凶だろう。それにこれ、ミカン発見のちょっと前にそっくりな塊を見たしなあ。

 とりあえず床のソレはアルコールでガッツリ行きましたよ。でもさ。俺部屋から空気が抜けてくる通路、やばいんじゃね。どう掃除するんだよあれ…。狭いくせに広いんだよな。どう言えばいいんだ。XY方向が広くてZ方向だけ狭い、みたいな形の空間。くっそー。アルコール消毒とか困難だしなあ。でも何とかせんと。せんとくん。
 もう一つ思ったのは、俺部屋の瘴気が大復活してる気がしたのは、全然気のせいじゃなかったのかもしれないということ。もしくは、掃除を半端に進めたことで、増殖しやすい環境を作ってしまった可能性も。

 まあ、でもさ。最終的には何とかなるだろ。徹底的に消毒してきゃーどうにでもさ。
 なるよね?

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