ハードディスク故障対策の改善計画発動


 思えば最初にHDD死亡ラッシュを踏んだのは、IBMのHDD大量死事件の時だったんだよなあ。それに気付いたのは10年後とかだったけど。
 それからはもうね、色々使ってきたさ。RAID1にしてみたり、リムーバブルラックを買ってみたり、外付けHDDケースをぞろぞろ並べてみたり。

 で、まあ、今の俺PCの環境も、導入当時は悪くないと思ってたんだけど、今ならもっと楽に安全になりそうだよな、とも思ってた。ついでにタブレット向けに便利にしたいし。
 そして、ふとHDD使用量を見ると、707/931GBである。これは、蔵書の電子化を始めたら多分ヤバいような。あと、主にエロゲー会社時代にデータを焼いといたCD-ROMとかもぞろぞろ出て来たので、早めにコピーして捨てたいんだよな。ちなみに名刺とかも出て来ました(笑)。会社から渡されたけど恥ずかしいデザインなので全く出したことのない奴が(笑)。
 さらに、外付けHDDケースに入ってるWD Greenが、何だか轟音を立ててることに気付いた。掃除の時しか部屋に入らないから発見が遅れたけど、こりゃー怖い。

 つーことで、着手することにした。HDDの価格も全然下がらなくなってるから、逆に買い易いしなあ。1TBプラッタもなかなか安定しない感じ?
 HDDに限らず、色々な方面で微細化の勢いがかなり鈍化してる気もする。長持ちしそうな物を買い易くなるのは有難いけど。

 今回は(も?)、なかなか構成の方針がまとまらなかったんだけど、QNAPのNetBak Replicatorをダウンロードして、こっそり事務所のQNAPのNASでリアルタイムのバックアップ機能をテストしてみたら、希望通りの挙動が見られたので、これを中心に構成することにした。
 ちなみにその挙動ってのは、単純にリアルタイムで指定フォルダ以下全てをミラーリングしてくれる、という物である。削除した物は消える。あまりちゃんと試してないけど、日本語ファイル名も大丈夫そう。

 まず、俺PCはCがSSDでOSとアプリ、DがHDDでデータ置き場とする。Windowsバックアップを使ってCのイメージをDに取る。基本的にはDのデータがプライマリでマスターとなる。
 俺PCに入れたNetbak Replicatorで、Dのほぼ全部をQNAPのNASに常時リアルタイムでミラーリングする。
 NASに自作スクリプトを入れて、rsyncのlink-destを活用し、NAS内だけで世代管理っぽいことをする。ハードリンクなのであまり容量は食わないけど、適当なところで古いデータは手動で捨ててもいい。手作業は良くないけど、ミスっても死にゃーしないからな。この世代管理は「うっかり上書きや削除した時の為」なので、基本的に頼るつもりも無いのだ。せっかくだからやっとくか、程度である。
 タブレットなどからデータを見たい時は、基本的にはDの中の共有フォルダにCIFSで接続する。リードオンリーならNASのミラーに接続しても良い。その為に、タブレットなんかで接続する用のユーザーもNASに作っておいて、ミラーをリードオンリーで開放しとく。CIFSとFTPで。

 以上で、当面は凌げるかなー、と。文章で書くと長いけど、割と単純な構成だ。
 問題は、俺PCかNASのどちらかが故障した時に冗長性が無いこと。両方故障したら終わり。
 NASにeSATAで外付けHDDを接続して、何とかなりそうならやるけど、ならなそうなら、うーん…。QNAPもう一台買ってRTRR、は値段的に辛いなあ。本当はそうしたいけど、検討課題にしとこう。
 なお、2ベイのNASにするのは趣味じゃないのでやらない。RAID1で二台まとめて壊れた時以来、個人的にRAIDはどうも。

 ということで、TS-121(¥29,500)と、WD Redの4TB(¥19,470)を注文した。五万円か…。仕方ないけど痛いな。TS-119P IIでも良かったかもだけど。
 この続きは、製品が届いて、環境を整備した後にでも。

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