色々あって(初回参照)放置されてて、足を踏み入れることも危険な瘴気(つーか主に埃)に満ちた俺の部屋を、もう何か天使が舞い降りそうな勢いの綺麗な部屋に生まれ変わらせんとするシリーズ。(前 次 始)
天使は12〜15歳くらいの外見がいい。でも精神は俺とタメ年かババアのどっちかで。黒髪かプラチナブロンドのストレートロング。超切れ者で、俺なんかがサボったり変態的なこと言ったりするとスッパリとザックリと一言で切り捨てるんだけどやっぱり天使だからその言葉の奥には優しさがてんこ盛りで詰まってたりする訳です一見冷たそうですが。おっぱいは形が良ければサイズは何でもいい。俺はいつだってそうやって生きてきた(かっこいい)。
部屋の隅で座ってタブレットを弄ってたりして、何しに俺の部屋に来たのかを聞いても教えてくれないんですよ。それに俺にしか見えないんだよなー。リンゴ大好きでさー。ってそれ死神じゃね?
何の話だっけ。部屋の片付けだよ。
アレルギー持ちスペランカーがこの埃帝国に立ち向かうには、様々な手順が必要となる。何でもそうだが、軌道に乗せるまでが大変なのだ。
侵攻作戦を繰り返すうちに、手順も確立してきたので、ここに一度まとめてみる。割と集大成っぽいので長くなるが。
まず、掃除開始前。
風呂かシャワーを準備する。なるべく入る直前の状況まで。掃除が終わったら少しでも早く入れるように。
部屋に入る前に、マスクは絶対に必須。俺の場合、アレルギー対策では一番効く。マツキヨで一番安かったマスクだけど、漏れ込みを減らすようにしっかり装着すれば俺の部屋では十分に有効。毎回使い捨て。使い回しで節約出来るコストは、アレルギー発動のリスクに見合わない。
ポリエチレン手袋もほぼ毎回装着。まあ、マスクと違って、手の埃は洗えば落ちるから、ちょっとした作業なら無くても行けるけど、装着した時の無敵感は素晴らしい。100円ショップの70枚入りの超ペラペラのだから結構すぐ破れるが。破れたらその日の作業は終わり。
埃が舞い上がる状況ではゴーグル装着。物凄く曇るので、最小限の着用に留めている。本に付着した汚れとかも見えないんじゃ困るし。ずっと装着したいのは山々なんだけどさ。曇らないという評価の多いゴーグルだったんだけど、うーん。マスクで篭った息が鼻の上に抜けちゃった時にブワッと曇る感じだからなあ…。カッとなって鼻とマスクの隙間をガムテープで塞いでみたけど無駄だったぜ。
スリッパも一応装備してるけど、んー。良く分からん。
最後の砦にアレグラ。油断してアレルギーが出た時に飲む。スペランカー的に言うと残機である。鼻炎薬となってるけど、普通にアレルギー絡みの気管支炎や頭痛も止まる。市販薬を買ったけど、医者で何ヶ月分もごっそり処方してもらう方が格段に安いらしい。でも連用するつもりも無いしなー。うーん。まだ一錠しか減ってないくらいだしさ。どうせ花粉の季節には使い切るのだが。
部屋に入ったら、制圧目標を定めて作業開始。
掃除機は必須。うちのは小型の紙パック式なので、交換の時はゴーグルとマスク必須で、取り出したらガムテープですぐに穴を塞いで廃棄。アレルギー持ちだと、掃除機の排気も実は相当ヤバいんだけど、マキタはその点では駄目かも。俺部屋で使ってるのは東芝の超古い排気循環式の奴だけど、だいぶマシ。まあマスクしてればあまり関係無いから、現状維持でいいや。
ゴミ袋は潤沢に用意。途切れたら何も出来ない。余裕があればゴミを分別して留置するスペースも決めておく。最初の頃はそれも無理で、本の山の上にゴミ袋を置いたり、ゴミ収集日の前夜に俺部屋から収集所へ直送したりしてたけど。とにかく本が多過ぎるんだ。
ゴミではない物を整理する為の入れ物も必須。といっても、いちいち丁寧に整理してたら進まないので、適当な段ボール箱にどんどん突っ込むのでも十分。もちろん、一目見るだけでも簡単な分類は出来るので、何種類かの箱はあった方がいい。収納ケース選びは100円ショップが大活躍するシーンだな。
ウエスっぽい物も必須。ボロ布でも紙製品でも何でもいい。本やCDや小物を拭く。汚れ具合によってはエタノールを吹いてから使ったり。
エタノールスプレーも相当いい感じ。100円ショップで買ってきた300mlの奴だけど、かなーり色々なところで使える。ウエスやフローリングワイパーとも相性がいい。火気に注意だけど。セスキ炭酸ソーダのスプレーを自作すると更に猛烈に安いみたいだけど、んんー。エタノールは楽なんだよなー、使いっぱなし感が。汚れた部屋では殺菌効果も有り難い。バイオ消臭剤との相性は悪いかもだが。
フローリングワイパー系は、それなりに便利だけど、狭い空間の掃除では働ききれない面もある。狭い土地で大農法をするかのように。
コロコロも同様で、制圧された広い空間、要するに普通の部屋を掃除するのに向いてる。汚い部屋を切り崩す作戦ではガムテープの方が有効かも。狭いエリアに向くし、汚れが激しくても粘着力と安さで乗り切りやすいし。
ガムテープやコロコロやフローリングワイパーは、100円ショップは全然駄目らしいので使っていない。粘着力が低いらしいのだ。低粘着なガムテープは掃除にむしろ便利かも、と一瞬思ったけど、糊残りとかあると嫌だしなあ。元々安いし大量に使えるんだからケチることもねーわな。低粘着が欲しいならマスキングテープでも買えばいいのだ。
つーかガムテープの万能っぷりが凄い。コロコロもガムテープから生まれたと言うし。繊細な物にまで使うと、糊残りしたり、粘着力で破壊したりしてしまうことがあるので要注意だけど。あと手袋との相性も最悪だけど。
最近発見したのは、シートフィードスキャナのローラーに付着しまくるインク汚れがガムテープで簡単に落ちること。こんな所に使っていいのかは知らんけど、あまりにも楽だし安上がりなんでやめられん。ローラーのインク汚れはマジで激しいので、いちいちキムワイプとクリーナF1でやってるとストレスも溜まるし時間も食うし。ひどい原稿になると、一冊ごとに掃除しなきゃならんレベルだし。
スキャナのガラス面にも使いたいけど、たまに糊残りしてクリーナーの出番になりがちなのだよな。LEDライトで照らして白い帯に落ちる影を見ながら掃除するようになったんで、割と糊残りには気付きやすくなったけど、見落とすことも結構ある。小さいコロコロなら行けるかなーと思ったけど、手持ちのコロフルモバイルでは形状的に駄目だった。粘着力も少し強すぎかな。ケータイコロコロの方なら形状的には行けるかもだけど持ってない。んーむ。
トレシーで済む間はマシだけど、どうもめんどくさいし、糊残りのしにくい弱粘着テープとか、もういっそ粘着ゴムローラーとか、何か試してみるかなあ。まあ製本の糊が付いてたら結局クリーナF1の出番ですが。この純正クリーナー、効果はガチなんで、値段以外は満足なんだけどさー。
前にも言ったかもだけど、ガラス面のとこに掃除機を内蔵してくれたらいいのに。現行機を下取りに出してでも欲しいレベル。
グッズの評価はこんなもんかな。次は制圧手順について。
つっても単純で、目標領域にある物を一つずつピックアップして、以下のように処理していく。
電子化組の文書は、積んでおいて、まとめてスキャナー部屋に運ぶ。
電子化保留組の文書は、本棚に収納。本棚の空きが無ければ、本棚から電子化組をスキャナー部屋に運んで空ける。最終的には、本棚には電子化保留組(と非電子化組)だけが残る。
CD/DVDは、ケースを分解して印刷物などを全て取り出し、メディアは適当にスピンドルケース(ビックカメラで送料無料で購入)に、ジャケット類も同様にどこかに積み重ねる。後でどう整理するかはまだ考えていない。ケースは珍しい物でなければ廃棄。というか珍しいケースなら分解しないでそのまま保管。
ちなみにBDの場合は、盤面が非常に繊細なので、素直にプラケースのまま保管する方が良さそう。うちにはBD無いけど。
その他の物は、生存組は保管箱へ、転生組はゴミ袋へ。
電子化組の文書が溜まってきたら、まとめて電子化作業に入るんだけど、これが結構厳しい。油断していると、部屋の掃除より遥かに強烈なアレルギー症状が出る。
数日の経験で理解したのは、裁断の時がとにかく危険であること。ここは俺的にゴーグルとマスクが必須。全開運転の空気清浄機の吸入口付近で作業する。手袋も本当はあった方がいいのかもしれないけど、手先の感覚が欲しいので素手で。
裁断以外はマスクだけで十分な感じ。空気清浄機があればこそだけど。空気清浄機が無い時はマジ危険で、スキャナー部屋にいるとどんどん体調が悪化していた。この辺の話は前にも書いたけど、空気清浄機買っといて本当に良かった。
裁断は時間も掛かるけど、オルファリミテッドMA LTD-04を買ったら少し楽になった感じ。五連発ってのが面白そうなので買ってしまったけど、付属の刃がオルファ製のカッター用としては二番目に鋭い奴みたいで、確かに切れ味は良い。駄目になるのも早いけど、そこはそれ、同じ刃である特専黒刃小50枚を買ってあるし、ポキL型でどんどん折ってるので問題無い。
なお、Amazonのあわせ買い商品へのリンクもしてるけど、実際はヨドバシで買いましたし。あわせ買いって一度も使ったことねーなー。ポイント込みだとヨドバシも最安値付近なこと多いのだよな。
あと、ポキL型は、雑誌の解体で出て来たステープルを捨てるにも便利。他のポキは使い捨てタイプばかりなので、これを選択。金物の小さいゴミの置き場所と、カッターの刃を折る怖さとを、両方一気に解決する良品である。
カッターの刃は互換性ありまくりらしいので、気に入ってる本体があるなら交換刃だけ買えばいいみたいだし、貝印職専替刃小超鋭角50枚入の方がすげーとかいう話も聞いたりするけれど。ぐぬぬ。本体もNTカッター派が結構多いみたいだなー。まーオルファの五連発に全く不満は無いけれど。むしろ無駄に楽しい。
細かいスキャン手順については、まだまだ全然確立していないので今回は触れない。
スキャン設定が決まった原稿はすぐ終わるんだけど、新手の原稿が来る度に試行錯誤してる感じ。プレビュー画像を出したまま設定を変えればリアルタイムで効果が確認出来る、と気付いてからはだいぶ楽になったけど。
作業が終わったら、油断せずに浴室に直行。
どうしても終了後は、すぐにはアレルギー症状も来ないし、開放感にやられてだらだらしたくなるけど、身体を洗い流すまでが作戦である。
とまあ、そんな具合で。ここから先は、電子化の作業速度次第な気がするなあ。
このシリーズは俺部屋に来たことのある人の懐かしいコメが多くて楽しかったりしたけど、手順が固まってくると書くことも無くなってくるかもなー。そもそも最近の更新の多さの方が珍しいが。