俺PC以外のバックアップは「システム飛んでもデータ生きてれば別にいいよな」という微妙な環境ではあるが、結構無難に構成されている。
事務PCではファイルサーバにデータを置くことになってて、ファイルサーバはRAID5な古いNASで、別の建物の安いNASの中に二世代コピーしてるので、まあ多分全滅は無いと思われる。
家族PCは、大してソフト入ってないしデータも小さいし、BunBackupでデータだけ上記のファイルサーバに流して、システムは放置。飛ばないことを祈る。
で、俺PCが問題なのだが。
システムはもう何が入ってるか分からないくらいゴチャゴチャだし、データもアホのように詰まってる。マビのSSだけで10GBくらいありそうだよな。あとエロフラとかフリゲとか。ファイルサーバに流すとか無理。容量的にも内容的にもな(笑)。
そんな訳で、バックアップをクローンだけでやってたんだけど、手詰まりになったのが前回までの話。
改めて現在の俺PCのバックアップ環境を整理すると、WD10EALS(WDの普通の奴)がメインPCに入ってて、バックアップ専用HDDが外付けケース二個にWD10EARS(WDの遅い奴)とHDS721010CLA332(HGSTの普通の奴)が一つずつeSATA接続で。USBとか前のエントリに書いたけど(笑)。
んで、Acronis True Image WD Editionでクローニングしてた。タダなので。Home Editionだかを昔買ったけど、もう古くて挙動が微妙だったし。
改善策としては、二台をそれぞれクローンとファイルコピーの担当に分けて、後者を頻繁にバックアップすることにした。
で、頻繁にやるとなると、ボリュームシャドウコピー(以下VSS)対応で低優先度で差分を取れる物が欲しい。この条件を満たしていれば、バックアップ中でもファイルをバリバリ読み書きするような作業が安心して出来る。
True Imageにもこのくらいの機能はあったような、と思ったけど、WD Editionではdisableされてるっぽい雰囲気。
前にも書いたけどEASEUSは何となく信用しきれない。
あとはParagonのフリーの奴とかかなあ。パーティションバックアップが出来て、VSSも差分も行けるようだ。ただ、差分を取る度にコピー先HDDの容量を消費するタイプなので、定期的に完全バックアップを取り直す形になるのだが。ちょっと辛いかもしれないな。
とか思いつつ試してみると、差分取るのに二時間半。こりゃ毎日とか無理だろ…。何でこんなに時間食うのかな。タイムスタンプもサイズも同じだけど中身は違います、という状態にも対応しようとしてるんかなあ。別にそこまでガチじゃなくてもいいんだけど。
で、ふと思った。BunBackupでいいじゃん、と。
既定の設定ではいまいちだが、調整すれば非常に便利である。VSSにも対応しているし、優先度も下げられる。ミラーリングにすれば死に容量が増大し続けるようなことも無いし。つーか既に自宅以外のPC環境の面倒を見る時などにもデフォでさんざっぱら使ってるのだ。何で俺PCに使わずにいたのか。
試しに比較的厳密な設定でほぼドライブ全体に掛けてみたところ、16分で差分が更新された。速度も十分だな。よし、これで行こう。
というわけでまとめると、
- クローンをHGSTの普通の奴にAcronis True Image WD Editionで一ヶ月くらいごとに
- データをWDの遅い奴にBunBackupの高速差分VSSミラーリングで毎日
という形態になった。
残るネックは、世代管理が無いことか。まあ、クローンの方をそれなりに頼ればいいかな…。後者をさらにどこかにバックアップ出来れば相当安心なんだけど。