リージョンを決める時、あまり深く考えずにデフォのアメリカ東海岸にしていた。移動したくなったとしても、バックアップする時点でコピー先を変えるようにすれば追加コストも発生しないだろう、と踏んでいたので。
具体的に言うと、バックアップ先を別バケットに変えて、バックアップ終了時点で旧バケットの中身を消去、である。古いバケットから新しいバケットに直接転送とかする訳ではないので、データ転送料金も変わらない。二回やれば、名前をキープしたままリージョン移動も出来る。
一時的にデータがダブるので容量も二倍食うが、これもさほど高くは付かないはずだ。何バイトを何時間保持したか、という課金形態っぽいので。100バイトのデータを24時間保管したら、明細には2400バイト時と記録される感じ。1GBを30日保管して$0.15、という前提で概算すると、2GB日、48GB時で1セントの課金となるはずだ。つまり数時間のデータ増加はどうでもいい。…と思うが、何か勘違いしていたら怖いので、作業の前後では明細を確認しておきたい。
で、東海岸のバケットだが、175KB/sしか出ていなかったのが気になる。S3のREST APIはエンコードとかもしてないようだし、単純に8倍して1.37Mbpsってことでいいのかな。SaaSesはユーザー全員で1Gbpsらしいから、Osukini側がネックという可能性もかなりあるなあ。
BDPも気になったが、S3は直接pingを打っても返事が無く、EC2のインスタンスを立ち上げて調べるほどの気力も無いので、国内で調べた人の情報を漁ってみる。ふーむ。国外だとアメリカ西海岸がRTT的にはマシなのか。だが、Osukiniの許容BDPは126KBに設定されていて、東海岸でもRTTは200ms程度みたいだからBDPは35KBか。問題が出そうにもないなあ。
という訳で、BDP対策はどうでも良かった予感。
一応、別リージョンのバケットは作っておいたので、次のバックアップの時にそちらに送ってみようとは思う。