ntpdを止めてみる


 さくらのVPSでntpdは要るんだろうか、という疑問を追ってみたが、準仮想化クロックドライバならホストの情報をそのまま流すだけっぽいのまでは分かっていた。でもゲストから確認出来るんだろうか、と。
 しかし、ゲストのドライバも弄る訳だし、何かしら確認方法はあるだろうと思ったので、調べる。
 ふむふむ。KVMの場合、/sys/devices/system/clocksource/clocksource0/current_clocksourceの中にkvm-clockと入ってればいいのかな?
 catするとjiffiesと出た。入ってないっぽいのかー、と思ったけど、注釈のところに「RHELやCentOSの5.xだと常にjiffiesってなるから、dmesg | grep time.cでKVMって入ってるか調べれ」と書いてあった、のかな。英語だから自信無いけど。
 で、KVMと入ってた。ついでにdmesg | grep kvm-clockでもヒット。ふむふむ。

 という訳で、試しにservice ntpd stopしてみた。ついでにchkconfig ntpd offも。
 あとは折々に時計を観察だな。


仮想化のお勉強が進む


 鵜呑みにしてたけど、少しちゃんと調べてみるとOpenVZって準仮想化でもねーじゃん。
 言うなれば、chrootした環境を与えて「ルートディレクトリから全部お前の物だ」みたいなのをもっと頑張りまくって「root権限がお前の物だ」っぽく見えるまで拡張した感じだろうか。オーバーヘッドは小さそうだけど、全くVMじゃないのだな。ゲストにswap無いのも納得であった。

 んで、実際パフォーマンスにはどんな差が出るのかな、と思って検索すると、NTTが仮想化技術比較というページを作っていたので読んでみる。
 XenとKVMとOpenVZの比較という文書になってるけど、実質的には準仮想化と完全仮想化とOpenVZの比較っぽい。で、準仮想化が一番高速で、完全仮想化はやはり重いけど、OpenVZがもっと格段に重い場合もあるのに驚いた。ふむ。リソース配分の管理が重いのか。
 OpenVZのVPS鯖の存在意義がますます分からなくなりげな。386が出たらハードウェアEMSの存在意義が無くなったとかそういう感じなんだろうか。多分違いますが。でもVT使えるならKVMでいいじゃんという構図は少し似ているか。むしろそれはLinuxが当初IA-32にガチ依存で素早く開発された構図に似ているな。どこからかカレーの香りがしますな。

 そんなこんなで。
 もうOpenVZもDTIのVPSもしばらくは忘れていいかもな、とは思った。


VPSが軽いのか重いのか分からない


 このblogをさくらのVPSに移してみて、こんなに軽かったかなあ、と思うことが増えてきた。当初はもう少し重かったような…。
 もしかすると、同居人が何か激しい遊びをやってたとか?(笑)
 利用開始直後は特に色々するだろうし、あり得る話ですな。


IPv4/IPv6デュアルスタックとか


 6/8はWorld IPv6 Dayです!

 というわけで、今年中には日本国内でもIPアドレスがv4的に枯渇するっぽい。そろそろマジで枯れるとは聞いてたし、ほんとどうすんだろーとも思ってたけど。IPv6に移行しなきゃだよなあ。
 それはさておき、IPv4アドレスは当面欲しいし、取れるうちにVPS借りた方がお得かもですなあ。というか、NS立てるとか考えたら真剣に重要かもな。駆け込み需要とかあるんだろうか(笑)。
 とはいえ、一〜二年くらい前に解約した旧々さくら専用鯖のIPアドレスもいまだに放置されてるっぽいから、リサイクルすれば結構出てきそうだけど。経路的に使い回しが困難なことも多々ありそうだが。

 で、さくらのVPSをデュアルスタックに出来ねーかなー、と思って適当にtokyo6to4の解説から辿ったら、ほんの数行書き足してservice network restartするだけで鯖の再起動すら要らずに6to4は使えたのであった。ふむ。これはv6側からの接続も行けるのかな。つっても、ローカルにもどこにもv6の接続環境ねーから試せないなあ。auひかりは2011/4に接続提供予定らしいですが。
 テストサイトを探すと、ホスト名しか受け付けないとこがあったので、せっかくだからNSもv6対応に書き換えてみようか。AAAA書くだけだろーハハハー。
 って、えーと…。NS指定のところでIPv6アドレスを入力出来た記憶がねーけど…。
 自前NSだけv6対応しても、jpからの委譲が出来ないなら無意味ですなあ…。

 うん、待とう。設定も全部消して、と。
 せっかくだから6/8までに使えるといいんだけどな。ここは敢えて乗るべきだよな。

追記:
 NSはv4のグルーだけでも動く場合もある模様。キャッシュサーバやリゾルバ次第っぽい。


完全仮想化とか準仮想化とか


 VPSの比較サイトとかを見てると、大体は完全仮想化の方が有利っぽい扱いになってて、準仮想化の方が速いとか一長一短な気もするし何でだろうなあ、と思っていたのだが。
 要は、基本は完全仮想化だけど準仮想化なデバイスドライバも使えますよ、ということらしい。なるほど。それなら完全仮想化の方が有利という扱いにも納得だ。勉強になるなあ。実際、KVMは相当軽いとの話も。

 で、ゲストOSでntpdを動かす必要はあるのか、というのが今の疑問なのだが、どうなんだろう。準仮想化クロックの場合は全く要らなそうな気がするけど、多分ゲストから確認出来ないし、自信もあまり無い。そうでない場合、TSCの精度も絡むようだが、constant_tscはあるようだ。Invariant TSCはよく分からない。うーん。まー走らせておいた方が無難なのは間違いないし、確信が持てるまでは動かしておくか。実験で切ってみたい気もするけど(笑)。
 cpuspeedは切ってみた。ゲストの分際でCPUのクロックとか落とせる気がしない。と思うのが素人の浅はかさでして、実はプリエンプションが動的に早くなったりするんですよ、とかだとかっこいいけど、そうだったとしても俺に一切メリットが無い(笑)。