むかーしプレイした時は、全く迷わずにフローラを選んでた。
理由は簡単で、キャラ的に何故か絶妙にツボだった。当時の俺には。
一方、俺にとって幼馴染とはカカオの強すぎるチョコみたいな存在であり、ビアンカも自然とそのポジションに収まっていた。
その後、ビアンカ派の人と話してたら、それはもう人でなしのような言われ方をして、あー、フローラに撃ち抜かれてない人には確かにそんな感覚なのかもなー、と思った。ただ、何でそこまで言われるんだ、とも思ったけどな。
情報の無い時代で、ビアンカルートの展開も全く知らなかったので、性能で選ぶなとか髪の色がどうとか言われてもそもそも意味が分からない。ここまで片方がはっきり好きだと、同情で選ぶとかも有り得ないしなー。もう周りの都合なんか最初から目に入らない。
どっちがより俺を好きか、とか関係無い。俺が断然こっちを好きなんだよ、と。
で、ものすごーく久々にプレイしてみたんですけどね。
フローラに鷲掴みにされた当時の感覚がさっぱり抜け落ちてましてな…!
こうなると確かに、これビアンカ選ぶの当然じゃねーか当然だろ、というシナリオの圧力をそれはもうミッシリと感じる。
…感じるんだけどさ。
やっぱ少し残ってるんだよなあ。フローラいいわー、という気持ちが。やっぱり同じ俺だな。
でも落ち着いて状況を考えたら、ビアンカ選んでみんなが幸せになりそうな道も悪くねーよなー。くっつきゃ好きになりそうな気もするし。
多分、フローラに思い入れの無い人か、ビアンカがツボに当たる人は、この道を迷わず選べるのだろうけど。フローラが微妙に気に入ってて、ビアンカは微妙にツボから外れてる感じ、という俺になってしまうと超悩む。フローラがガチで好みだった頃の俺は、迷いすら無しに余裕で振り切れたのに。
「今度はビアンカルートも体験すりゃいいじゃん」みたいな気持ちもあったけど。そういうので決めたくないなあ、とか何となく。いい年こいて純情なことで。
という訳で、直前セーブで停止し、この記事を書き掛けたまま放置して、いつの間にか四年も経ってた。
もう再開しないだろうから、書き上げて、おしまい。