バックアップって、ハードウェアが壊れた時にはもちろん必要だけど、現場から「操作ミスで古いデータが欲しいんだけど何とかなりませんか」って問い合わせが来るケースも結構多い訳で。多いっつっても、十数年間で二回しか無かったけど。所詮SOHO。
つーか、言われるずっと前から、上に「そういう需要がいつか出てくるかもしんないけど予算取る?」「要らん」というやり取りを既に数回やってるんだけどさ。
結局必要じゃねーかよ、と判断したので、世代管理付きの環境をテストしたいからまともなNAS一台増やさせろ、と。
で、ハックしたLinkStationでも何とかなるかもしれない気もしたけど、Turbo NASでもベイ一個のなら結構安いのな。つーか事務所の金だからなハハハ。
HDD無しなので、NAS用に作られたWD Redが使える、というのも実に良い。ということで、TS-119P IIにWD30EFRXを突っ込んでみた。MTBF長いぜー、とかの売り文句を見てると、それはもー何台も続けてあっさりぶっ壊れまくったウンコMaXLine先生をうっかり思い出すけど、まー、あれとは違うでしょう。タブンネ!
ベイ一個の奴を買ったのは、まー相変わらずのRAID軽視である。ベイ二個の奴でRAID1でもいいかなー、とは一応思ったのだが、RAIDはどうしてもHDD以外が壊れた時の無力感と面倒さがなあ。それならもう一台NASを買ってリアルタイムレプリケーションでもしといた方が、どこが壊れても数分で復旧出来るし、Turbo NASならRTRRで簡単そうだし。(多分ここの認識は間違ってました)
んで、まー、動かしてみたんだけど。なかなか良いのではないでしょうか。
世代管理とかは全然無かったけど、シェルとか普通に使えるんで、rsyncで--link-dest
オプションを使えば、用途からすれば下手な世代管理より良さそうな。リードオンリーでguestに公開して「古いデータはここにある筈なんでー」とか。
この辺をWebから簡単に設定出来たら素晴らしいんだけど、さすがにそれは無いので、Python 2.7を使えるようにして適当にスクリプトを書いてcrontabに突っ込んでみようかと。crontabは変なとこに登録しないと駄目らしいけど。
ハックしたLinkStationでも頑張ればやれそうだけど、もう一台NAS買うならどっちにするか、と言われたら、今回の組み合わせをまた選ぶと思う。何かと楽だったし。WD Redも使えるし。
そうそう、LinkStationでもrsyncデーモンが動いてると知って安心した。rsyncのバージョンも3系なので普通に速い。当分はLinkStationも混在させようと思うので、その為のスクリプトを書いて走らせてみて、rsync終了待ちの間にこれを書いてるけど、ちゃんと動くかなあ。(追記:動いた)