色々なPCの面倒を見に行くことが結構多いんだけど、メモリ少ないPCって多いよなー。マジで。
あとCドライブ狭いとか、JWord搭載とか、糞ツールバーだの糞ソフトだの満載とか。
今はメモリ少なすぎるPCを売るメーカーはほぼ無いみたいだけどさ。去年だと普通にメモリ1GBのPCとか売られてるけど。
で、とにかくスラッシング(メモリ不足過ぎてHDDガリガリ言いっぱなしでほとんど固まったようになるアレ)が強烈過ぎて、IEだけ起動して調べ物しようとしても30秒は待たされるくらいの凶悪環境で、まあ、メーカーもアレだけど、Vista出した会社もアホだよなー1GB搭載のPCがまだまだ多そうな時代なのに、でも富士通はいつもこの調子だよなあ、とか犯人探しをしつつ、三分くらい我慢して使ってたけど。
さすがにイラッと来まして。
そういえばReadyBoostとかあったな、と、ふと脳裏をよぎったのですよ。評判は悪いけど、理屈としては有効な気がしたんで、凶悪PCの持ち主の人にUSBメモリをちょっと出してもらって試してみた。
おー、HDDガリガリ言いっぱなしは相変わらずだけど、動作は圧倒的に軽くなったぞ。同じPCとは思えない異次元の軽さ。これは行ける予感。
しばらく使ってみたけど、割と普通に使えるレベルの操作感だった。ふむ。メモリ超足りないマシンなんかで一時凌ぎするには相当いいなこれ。
まあ、USBメモリとHDDのアクセスランプが激しく点滅し続けてたんで、可能ならメモリ増設した方が絶対にいいですが。
んで、HDDのパーティションも問題で。
Cドライブを40GBとかで切って、残り数百GBがDドライブで、でもユーザーフォルダなんかは普通に全部Cドライブ、という奴ですね。何故か良くある設定なんだけど、これ誰が得するんだろう。いやまー、俺自身もCがSSDでDがHDDだから、Dにデータ置く便利さも分かるんだけどさ。パーティション切ってまでやることでもない気もするが。Windowsの再インストールとか極力しない派ですし。
どっちにしてもデータがCにあるんじゃ意味ねーよ。
データをDに置くなんて簡単だけどさ。詳しくない人にはまず分からないっぽいんだよなあ。詳しくない人のPCでちゃんとDドライブ使われてるのって、一回見たことがあったか無かったか程度。んでもって、Cの空き容量が1GBくらいになってるのも良くあること。
なので、Dが空っぽなのを確認して、Vistaなので普通にコンパネ経由でD消してC広げた。めでたい。
ほんと、何でこういう設定で売るんかなあ。
数日後、通販で買ったメモリと、ついでに糞速いと評判のUSBメモリ(SanDisk Extreme SDCZ80 16GB)をReadyBoost実験用に持ってって、まずはメモリを最大まで増設。つっても2GBですが。
スラッシングから解放されたことで、ReadyBoost無しでも普通に軽くなったけど、ReadyBoostありの方が軽い、らしい。70代女性が「全然違う」と即答したくらいだから、多分全然違うのだろう。USB2.0接続だけどちゃんと軽いようだ。
でも、ReadyBoostを使うくらいならSSDにしちまえば良かったなー、とも思った。HDD容量も大して使ってない人だし、一万円や二万円なら気軽に出せるらしい人だし。正直、スラッシングが無い状態だと、ReadyBoostを使ってもそこまで劇的な差は無い。
半年くらい前に、ほとんど同じような環境のPCにメモリとSSDを突っ込んだら、マジで劇的に改善したしなあ。でもSSD入れるとなるとまた出向かなきゃならんし、まーいいか。うーむ。
つーことで、教訓としては、遅いPCに悩んでいる人を見たらSSDも推奨してしまおう、と。
もちろんメモリが十分にあることは絶対条件で。メモリは必須。SSDは推奨。
Vistaや7だと2GBが最低線で、4GBは欲しくて、8GBあっても無駄ではない、という感じだろうか。XPだと半分くらいで良かった気もするけど、もうXP使うのもなあ。俺PCを新調した時に、XPはもう駄目っぽいと思ったし、そもそももうサポート切れ寸前ですし。
あともう一つの教訓としては、年配の人の方が、時間を金で買うのに抵抗が無いっぽい。墓場に金持ってけねーし、と言われました。そりゃそうか。