Googleウェブマスターツールもたまには観察


 まあ、特に面白い話も見付からないのだが。
 さくらのVPSにここを移行する前後のパフォーマンスの変化、というネタはいけるかも。

 「サイトのパフォーマンス」はこんなん。

 1/10辺りからじわじわ悪化。0.5秒付近にいたのが1.5秒付近に。
 だがこれはむしろ、更新ペース復活に同期しているように見える。原理的にも、クライアントのPageRank機能でサンプルしているとのことなので、「更新が死に掛けてた頃の訪問者様のPCは概してかなり高性能らしい」、ということかもしれない。概して。

 一方、「クロールの統計情報」の「ページのダウンロード時間」はもう少し信頼しやすいかもしれない。

 パッと見、blogをさくらの専用鯖からVPSに切り替えた1/13の前後ではっきりとした変化は見られない。50-100msくらい遅い方向に推移してるような気がしなくもないが。
 なお、専用鯖時代はApache+mod_php+eAcceleratorのほぼデフォ設定、今はLighttpd+PHP-FPM+APCで微妙に細かい設定、という違いもある。

 まあ、大雑把に言えば、俺程度の軽い用途だと微妙な差があるか無いか。勝るとは言えないが、劣るとも言い切れない、微妙なライン。で、月額料金は確か9800円→980円と綺麗に一桁違ったような。今はさくらのVPSにも上位プランが出たから、小規模のとこはみんなVPS行きでいいんじゃないか。
 ちなみに今のところ、さくらのVPS 512は多分ダウン無し。Osukini LTは一ヶ月半で二回の短時間な障害。他社は触っていないので知らないが、怖い話を聞くこともある。2010/6/26 19:02〜2010/6/30 15:00の障害って凄すぎ。VPSは激しくピンキリか。
 さくらのVPSは、さくらのクラウドのVMイメージバンクが対応する可能性もあるらしいので、実現したら「とりあえずVPSでやっといて収まらなかったらクラウドに移行」が非常にやりやすくなりそうだ。こうなると、中規模向けでも仮想サーバの方が面白そうな気がしてきた。そっちの世界は知らんけど。
 計算機がソフトとハードに分かれ、ソフトがアプリとOSに分かれ、OSもゲストとホストに分かれたが、KVMの中でゲストKVMが動くらしいから、この枝はここで自己相似の終着なのかなあ。ネストした仮想化の需要自体が不明だが。

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