無線LAN親機の設定を改善してみる


 記事のタイトルを無線LANにするかWi-Fiにするか迷った。
 まあ、どっちの呼び方でもいい時はどっちでも良かろう。実にどうでもいい話であるな。

 うちでは、無線LAN関係はNEC製品を選ぶ。昔から無線通信つったら日本電気らしいし。旧日本軍の通信機とかバリバリ作ってたみたいだし。今の時代の製品もとりあえず評価は高そうだし。

 で、木造住宅なんだけどさ。
 まず、親機のAterm WG1800HPは、家の隅っこに近いとこにあって動かせない。
 一方、家中の子機はほぼ調子いいんだけど、一番親機と遠い子機がDLNAでバリバリにスカパーとか見まくる一番ヘビーな用途で、元々余ってたAterm WL300NE-AGを置いて有線変換してASUS VivoPC VM40B-S080Rっていうリビング用PCに接続してるんだけど、ここが微妙に調子悪い。
 調子いい時は普通にDLNAでHD映像を流してられるんだけど、たまにブッチンブッチン切れるようになる。これが始まるともう全然使い物にならない。

 んで、ほぼデフォに近い適当な設定だったのを軽く見直してみたら、がっつり改善されたのであった。

 つーかアレです。結果的には、子機の接続先を5GHzにすれば、親機はほとんどデフォ設定のままでもいいという話ではあったのだけれど。
 ただ一つだけ、「ECOモード」は割と罠で、「うちじゃ電波が強すぎて無駄だぜー」という電波強者以外はさっさと切りたい機能である。「オートECO」も駄目で、「使用しない」でようやく幸せになれた感じ。電波の強さが明らかに違う、ような気がする。たまたまかもしれんけど。無駄な消費を省く機能なのだろーと思ってたら、思いっ切りサボられてたかもしれない。まー電波弱くて悩んでる人には試す価値が確実にあるのではなかろーか。

 一応、その他にチェックした点についても書いてみる。

 まず、親機のTVモードとやらは使用した方が良さげ。デフォは5GHzだけ「自動」で、これはNECの最近の子機ならONになるという設定らしい。つまり、NECの子機で5GHzに接続すれば、デフォ設定でもTVモードは使えるっぽい。
 このTVモードってのが何かってーと、WME(Wireless Multimedia Extensions)というQoS関係の標準仕様のメーカーローカルな呼称で、他社の同様の機能とも相互運用可能、という説明が一番本当っぽく思えたけど他にも色々と全然違う説明が山のようにヒットするのでいまいち自信が持てない。
 まあ、標準仕様というのが本当なら、有無を言わさず「使用する」でも平気そうな気もするけど、その思考パターンで現実の厳しさを何度も味わったものであるなあ。でも試しにやってみた。お勧めは全くしない。

 で、近年は無線LANのAPがそれはもう、ご近所とかにゾロゾロある訳です。
 当然、混雑していれば昔の共用回線のプロバのように「突然クッソ重くなる」という現象が起きて然るべし、な訳です。
 一方で、わざわざ親機を買う人が少ないのか何なのか、どのAPも2.4GHzばかりです。少なくともうちの近所だと今んとこは。
 まとめると、2.4GHzが全ch衝突しまくりの一方で、5GHzは俺の近所だとどうやら俺専用。

 5GHz使うしかねーだろ。

 もう何かこれだけで解決したような気が。5GHzは住宅地のオアシスだわー。
 5GHzがいくら電波の通りが微妙でも、空いてるってのは本当にでかい。W52だけに設定しても余裕だし、困ったらW56とかに逃げることも考えられるかも。まーW52以外はTPCが怖いけど。Nexus7(2013)が対応してないとかも色々あるしな。
 あとほら、電子レンジの影響を受けないのがいいね!(一応)
 そもそも、HD映像をDLNAで鑑賞するのって、ものすげー帯域食い潰すだろうしなー無線だと。それを連続二時間とか普通にやっちゃうんだから、5GHzに行くべきだったのだ。自分の為にも周囲の為にも。うむ。

 つーことで解決。
 駄目ならもう一台WG1800HP買って子機にすれば、圧倒的な帯域で強引に解決出来るだろー、とか思ってたけど、当面それは無しでも良さげ。
 まあ、親機だけクソ速い、という現状も勿体無い話かもしれないが。一番速い子機でも300Mbpsだからなー、うちだと。
 でもWG1800HPは子機モードがあるから、いずれもっと速い親機が欲しくなった時はこいつを子機に転用するという微妙な世代交代も可能だから、子機専用のWL300NE-AGとか買うよりも遥かに使い回しやすそうではある。ちょい高いけど。

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