jQueryのCDN配布とか


 jQueryは、GoogleとMicrosoftとEdgeCastのCDNで直リンク用にJSが配布されているので、わざわざコピーを自前で上げる必要は無い。イントラ向けでないなら当然利用したい。
 で、どこの奴を利用するか、だが、うちで配布鯖に単純にpingしてみたら、EdgeCastが119ms、Googleが38ms、Microsoftが8msだった。Firebugでタイムラインを見ても圧倒的にMSが軽い。ならMSでいいや。つーか日本だからこんなに差が出るのかもしれないな。欧米だとEdgeCastが軽い、とかも見たし。
 jQuery UIの方はGoogleしか配布してないんで選択肢無し。それと、jQuery UIのThemeRollerを適用したい場合、プリセット版のCSSも何故かGoogleで配布されていた。こんな感じに。テーマのプリセット名は小文字でハイフン区切り。基本的にはこれを読み込んで、気に入らないとこだけ自前のCSSでオーバーライド、というのも悪くない。つーかfont-familyで欧文フォントを普通に指定しやがるから、そのままだと普通にひどい。
 あと、Googleの奴はgoogle.loadとかいうAPIも用意されてるが、ほとんどメリットは無いと思うので、素直に素のURL埋めた方がよさげ。マイナーなバージョンアップなら勝手に追随してくれますよ、という唯一の(?)メリットも、そんなもん普通に自分でコントロールする方が正しい気が。それにリクエストとレスポンスが一往復増えれば確実に重くなりそうだし。

 しかしまー、何でもかんでもタダですなあ。今時のjQueryの使われっぷりを見ると、これらの配信元が集中したら結構な負荷がありそうなもんだけど。いや、キャッシュが働くからトータルの負荷は下がるか。それは結局、CDNを持つ側のメリットにもなるのかなあ。よく分からんけど。


doctestが楽すぎる


 テストファーストとかの話を見ても、どうも馴染めない気がしまくる俺である。
 が、関数作る時や手直しの時に、簡単な動作テストのコードを書いて様子を見ることは死ぬほど頻繁にある。同じ確認を繰り返すことも多い。なので、それを真面目な枠組みで書き残せば単体テストと言われる物になるのだろうし、何度も繰り返す時は楽だよなあ、とは思ってた。
 でも、思考の流れがどうも、まずコード書いて、不安な時とかバグの疑いがある時にはちょいと動作テスト、となっているんで、真面目にテスト関係を調べたことは無かった。

 が、Pythonのdoctestの仕様を見たらアホのように楽だった。
 つーか日本でももっと流行っていいんじゃないのかPythonは。2.xのunicodeの仕様にはうんざりだが。ああ、それか。

 手作業で動作テストする時って、対話シェルで適当に呼び出し例を書いて、戻り値を見て確認する訳だが、その一連の過程のログ画面をそのままソース中に使い方サンプルのようにコメントで貼ればdoctest対応完了。もちろん対話シェル開かなくても、対話シェルっぽいログをでっち上げればOK。
 そしてdoctestを走らすと、ソース中のコメントを読み取って、サンプル通りに動くか確認してくれる。こういうのなら愛せるかもしれない。開発中の思考の流れは今まで通りでも平気で、手間が減るだけなのがいい。
 ただし、2.5だとunicode食わせると死ぬので非常にアレなのであった。結局、unicode入れないと無理なテストは手作業のまま。くそう。
 unicodeの扱いは、Python3.0ではPerlと同程度にはすっきりしたっぽいけど、当分は2.5使わなきゃならん様子なので困るなあ。


blogだらけの世の中で


 どうもblogが大流行になってみると、面白い情報に当たってもぶつ切れ感が強い。めんどい。

 blog以前を思い出すと、検索で適当にページを見付ければ、大抵は当人の関連ページも芋づる式に強く繋がっていることが多かった。それがblogになると、当人のエントリ同士でも散在していることが多い。
 タグはそれなりに最低限の芋づるになるのだろうけど、作る側としてもあまり使いやすくない機能で、使われてるとこを見ても特に探しやすさを感じたことも無い。面白いエントリがあってタグを叩いてみると膨大な無関係エントリに当たるとか、何が何だか分からないタグが大量にあってどれ叩けばいいのかさっぱり、とかが多すぎる。あとタグは貼り漏れも多い感。
 エントリ同士のリンクを手動で埋め込むのも微妙で、よくある「そのエントリより古いシリーズ記事へのリンクしか無い」という状況に陥るか、一つエントリを書くのも糞面倒、かどっちかになりそう。これが「シリーズ」じゃなく「関連記事」なら、敢えてアップ当時の関連情報を再現する構成も悪くないが。

 タグがフラットな空間に何の整理も無しに置かれてるのが問題かもしれない。
 例えば、マビノギのペッカの連携プレイの攻略エントリ、となった場合、マビノギ、ペッカ、マビノギ連携、MMORPG、オンラインゲーム、ゲーム、とかバカみたいにタグ打ったら見た目にも何が何だか分からん。それなら、ゲーム/オンラインゲーム/MMORPG/マビノギ/ペッカ、ゲーム/オンラインゲーム/MMORPG/マビノギ/連携、と二つの階層化タグにしたい気が。
 つーかそれは、単一エントリに複数貼れるWordPressのカテとほぼ同じな気もしてきた。階層性もあるし。ただ、操作性は全然駄目。WPのカテは末端ノードとしてしか表示してくれないし、シリーズ記事の中に次回エントリへのナビがある訳でも無い。また、カテのリンクを叩いて記事一覧を見ても、シリーズ記事の目次として見ると決して良いデザインではない。何つーか、ただの検索結果である。
 それでも、何も芋づるが無いよりはマシだけど。もうちょい「内的な(同一発信源の)情報の関連性管理」という観点も欲しいなあ。外的な関連性管理ばかり流行ってるけど。
 とりあえず現状のシステムだと、諦めて適当にバラバラのエントリを垂れ流すしか無いのかもしれない。つーかシリーズ記事も極力書かないし。何かプラグインでも無いのかな。


はやぶさ帰還目前で涙だばだば


 はやぶさ関連情報をつい見てしまう。もうバリバリ泣ける。何者もいつか消え去る運命なら、使命を果たせずに漂うよりも、使命を果たして燃え尽きる方を望むべきなのか。少なくとも、その為に生み出されたのなら、そうありたいのではないか。
 とか考えちゃうタイプとしては、現代萌衛星図鑑は一応読むべきなんだろうかなあ。だばだば泣けるとかいうしなあ。