さくらのVPSでカーネル更新したら起動しないし


 このblogとか置いてる鯖は、さくらのVPSでCentOS6が入ってるんだけどさ。
 昨日辺りにyumでカーネル更新したら、起動しなくなった。ひゃー。VPSでカーネルパニックは初めて食らったかも。

 理由はこいつで、要するに2.6.32-431.1.2.el6.x86_64だと、

FATAL: Error inserting scsi_wait_scan (/lib/modules/2.6.32-431.1.2.el6.x86_64/kernel/drivers/scsi/scsi_wait_scan.ko): Required key not available

とか連続で吐いて止まる、と。ふむ。
 で、起動させるには、さくらのVPSのリモートコンソールならOS起動前でも遠隔操作出来るので、再起動して即座にリモートコンソールに移動して、キー待ちのメッセージが出てる間にEnter、もう一度キー待ちメッセージ中にEnter、…だよな?(適当にやってるので記憶が曖昧)
 で、Kernelの選択メニューが出るので、一個前のバージョンっぽい名前のカーネルを選択してEnter、で無事起動。こえーこえー。
 一応、/boot/grub/grub.confdefault=0default=1にしといて、修正待ちかなー。

 と思ってたらさすがに即座に修正(2.6.32-431.1.2.0.1.el6.x86_64)が来たのでyum update。再起動で問題無しを確認。やれやれだぜ。

 というのは半分嘘で、カーネルとは関係無い話だけど、再起動したらfail2banに自宅IPアドレスを引っ掛けられてSSH不能というアホなミスをやらかしていた。リモートコンソールでfail2banを止めて、真面目にjail.confignoreipにDDNSな名前を突っ込んでおいたのでもう大丈夫。
 DDNSは本気で欲しくなったら自前鯖で、とか思ってたけど、別に適当な外部サービスで良かったっぽい。CNAMEで自分とこの名前付けて、基本的にそっちの名前を使うようにしていれば、移転の時も困らないだろうし。

 ということで、OS起動前から使えるリモートコンソールは必須だろー、という話。管理者がアホな場合は特にね!


俺部屋侵攻作戦その10 手順確立


 色々あって(初回参照)放置されてて、足を踏み入れることも危険な瘴気(つーか主に埃)に満ちた俺の部屋を、もう何か天使が舞い降りそうな勢いの綺麗な部屋に生まれ変わらせんとするシリーズ。(
 天使は12〜15歳くらいの外見がいい。でも精神は俺とタメ年かババアのどっちかで。黒髪かプラチナブロンドのストレートロング。超切れ者で、俺なんかがサボったり変態的なこと言ったりするとスッパリとザックリと一言で切り捨てるんだけどやっぱり天使だからその言葉の奥には優しさがてんこ盛りで詰まってたりする訳です一見冷たそうですが。おっぱいは形が良ければサイズは何でもいい。俺はいつだってそうやって生きてきた(かっこいい)。
 部屋の隅で座ってタブレットを弄ってたりして、何しに俺の部屋に来たのかを聞いても教えてくれないんですよ。それに俺にしか見えないんだよなー。リンゴ大好きでさー。ってそれ死神じゃね?

 何の話だっけ。部屋の片付けだよ。

 アレルギー持ちスペランカーがこの埃帝国に立ち向かうには、様々な手順が必要となる。何でもそうだが、軌道に乗せるまでが大変なのだ。
 侵攻作戦を繰り返すうちに、手順も確立してきたので、ここに一度まとめてみる。割と集大成っぽいので長くなるが。

 まず、掃除開始前。

 風呂かシャワーを準備する。なるべく入る直前の状況まで。掃除が終わったら少しでも早く入れるように。
 部屋に入る前に、マスクは絶対に必須。俺の場合、アレルギー対策では一番効く。マツキヨで一番安かったマスクだけど、漏れ込みを減らすようにしっかり装着すれば俺の部屋では十分に有効。毎回使い捨て。使い回しで節約出来るコストは、アレルギー発動のリスクに見合わない。
 ポリエチレン手袋もほぼ毎回装着。まあ、マスクと違って、手の埃は洗えば落ちるから、ちょっとした作業なら無くても行けるけど、装着した時の無敵感は素晴らしい。100円ショップの70枚入りの超ペラペラのだから結構すぐ破れるが。破れたらその日の作業は終わり。
 埃が舞い上がる状況ではゴーグル装着。物凄く曇るので、最小限の着用に留めている。本に付着した汚れとかも見えないんじゃ困るし。ずっと装着したいのは山々なんだけどさ。曇らないという評価の多いゴーグルだったんだけど、うーん。マスクで篭った息が鼻の上に抜けちゃった時にブワッと曇る感じだからなあ…。カッとなって鼻とマスクの隙間をガムテープで塞いでみたけど無駄だったぜ。
 スリッパも一応装備してるけど、んー。良く分からん。
 最後の砦にアレグラ。油断してアレルギーが出た時に飲む。スペランカー的に言うと残機である。鼻炎薬となってるけど、普通にアレルギー絡みの気管支炎や頭痛も止まる。市販薬を買ったけど、医者で何ヶ月分もごっそり処方してもらう方が格段に安いらしい。でも連用するつもりも無いしなー。うーん。まだ一錠しか減ってないくらいだしさ。どうせ花粉の季節には使い切るのだが。

 部屋に入ったら、制圧目標を定めて作業開始。

 掃除機は必須。うちのは小型の紙パック式なので、交換の時はゴーグルとマスク必須で、取り出したらガムテープですぐに穴を塞いで廃棄。アレルギー持ちだと、掃除機の排気も実は相当ヤバいんだけど、マキタはその点では駄目かも。俺部屋で使ってるのは東芝の超古い排気循環式の奴だけど、だいぶマシ。まあマスクしてればあまり関係無いから、現状維持でいいや。
 ゴミ袋は潤沢に用意。途切れたら何も出来ない。余裕があればゴミを分別して留置するスペースも決めておく。最初の頃はそれも無理で、本の山の上にゴミ袋を置いたり、ゴミ収集日の前夜に俺部屋から収集所へ直送したりしてたけど。とにかく本が多過ぎるんだ。
 ゴミではない物を整理する為の入れ物も必須。といっても、いちいち丁寧に整理してたら進まないので、適当な段ボール箱にどんどん突っ込むのでも十分。もちろん、一目見るだけでも簡単な分類は出来るので、何種類かの箱はあった方がいい。収納ケース選びは100円ショップが大活躍するシーンだな。
 ウエスっぽい物も必須。ボロ布でも紙製品でも何でもいい。本やCDや小物を拭く。汚れ具合によってはエタノールを吹いてから使ったり。
 エタノールスプレーも相当いい感じ。100円ショップで買ってきた300mlの奴だけど、かなーり色々なところで使える。ウエスやフローリングワイパーとも相性がいい。火気に注意だけど。セスキ炭酸ソーダのスプレーを自作すると更に猛烈に安いみたいだけど、んんー。エタノールは楽なんだよなー、使いっぱなし感が。汚れた部屋では殺菌効果も有り難い。バイオ消臭剤との相性は悪いかもだが。
 フローリングワイパー系は、それなりに便利だけど、狭い空間の掃除では働ききれない面もある。狭い土地で大農法をするかのように。
 コロコロも同様で、制圧された広い空間、要するに普通の部屋を掃除するのに向いてる。汚い部屋を切り崩す作戦ではガムテープの方が有効かも。狭いエリアに向くし、汚れが激しくても粘着力と安さで乗り切りやすいし。
 ガムテープやコロコロやフローリングワイパーは、100円ショップは全然駄目らしいので使っていない。粘着力が低いらしいのだ。低粘着なガムテープは掃除にむしろ便利かも、と一瞬思ったけど、糊残りとかあると嫌だしなあ。元々安いし大量に使えるんだからケチることもねーわな。低粘着が欲しいならマスキングテープでも買えばいいのだ。

 つーかガムテープの万能っぷりが凄い。コロコロもガムテープから生まれたと言うし。繊細な物にまで使うと、糊残りしたり、粘着力で破壊したりしてしまうことがあるので要注意だけど。あと手袋との相性も最悪だけど。
 最近発見したのは、シートフィードスキャナのローラーに付着しまくるインク汚れがガムテープで簡単に落ちること。こんな所に使っていいのかは知らんけど、あまりにも楽だし安上がりなんでやめられん。ローラーのインク汚れはマジで激しいので、いちいちキムワイプとクリーナF1でやってるとストレスも溜まるし時間も食うし。ひどい原稿になると、一冊ごとに掃除しなきゃならんレベルだし。
 スキャナのガラス面にも使いたいけど、たまに糊残りしてクリーナーの出番になりがちなのだよな。LEDライトで照らして白い帯に落ちる影を見ながら掃除するようになったんで、割と糊残りには気付きやすくなったけど、見落とすことも結構ある。小さいコロコロなら行けるかなーと思ったけど、手持ちのコロフルモバイルでは形状的に駄目だった。粘着力も少し強すぎかな。ケータイコロコロの方なら形状的には行けるかもだけど持ってない。んーむ。
 トレシーで済む間はマシだけど、どうもめんどくさいし、糊残りのしにくい弱粘着テープとか、もういっそ粘着ゴムローラーとか、何か試してみるかなあ。まあ製本の糊が付いてたら結局クリーナF1の出番ですが。この純正クリーナー、効果はガチなんで、値段以外は満足なんだけどさー。
 前にも言ったかもだけど、ガラス面のとこに掃除機を内蔵してくれたらいいのに。現行機を下取りに出してでも欲しいレベル。

 グッズの評価はこんなもんかな。次は制圧手順について。
 つっても単純で、目標領域にある物を一つずつピックアップして、以下のように処理していく。

 電子化組の文書は、積んでおいて、まとめてスキャナー部屋に運ぶ。
 電子化保留組の文書は、本棚に収納。本棚の空きが無ければ、本棚から電子化組をスキャナー部屋に運んで空ける。最終的には、本棚には電子化保留組(と非電子化組)だけが残る。
 CD/DVDは、ケースを分解して印刷物などを全て取り出し、メディアは適当にスピンドルケース(ビックカメラで送料無料で購入)に、ジャケット類も同様にどこかに積み重ねる。後でどう整理するかはまだ考えていない。ケースは珍しい物でなければ廃棄。というか珍しいケースなら分解しないでそのまま保管。
 ちなみにBDの場合は、盤面が非常に繊細なので、素直にプラケースのまま保管する方が良さそう。うちにはBD無いけど。
 その他の物は、生存組は保管箱へ、転生組はゴミ袋へ。

 電子化組の文書が溜まってきたら、まとめて電子化作業に入るんだけど、これが結構厳しい。油断していると、部屋の掃除より遥かに強烈なアレルギー症状が出る。
 数日の経験で理解したのは、裁断の時がとにかく危険であること。ここは俺的にゴーグルとマスクが必須。全開運転の空気清浄機の吸入口付近で作業する。手袋も本当はあった方がいいのかもしれないけど、手先の感覚が欲しいので素手で。
 裁断以外はマスクだけで十分な感じ。空気清浄機があればこそだけど。空気清浄機が無い時はマジ危険で、スキャナー部屋にいるとどんどん体調が悪化していた。この辺の話は前にも書いたけど、空気清浄機買っといて本当に良かった。

 裁断は時間も掛かるけど、オルファリミテッドMA LTD-04を買ったら少し楽になった感じ。五連発ってのが面白そうなので買ってしまったけど、付属の刃がオルファ製のカッター用としては二番目に鋭い奴みたいで、確かに切れ味は良い。駄目になるのも早いけど、そこはそれ、同じ刃である特専黒刃小50枚を買ってあるし、ポキL型でどんどん折ってるので問題無い。
 なお、Amazonのあわせ買い商品へのリンクもしてるけど、実際はヨドバシで買いましたし。あわせ買いって一度も使ったことねーなー。ポイント込みだとヨドバシも最安値付近なこと多いのだよな。
 あと、ポキL型は、雑誌の解体で出て来たステープルを捨てるにも便利。他のポキは使い捨てタイプばかりなので、これを選択。金物の小さいゴミの置き場所と、カッターの刃を折る怖さとを、両方一気に解決する良品である。
 カッターの刃は互換性ありまくりらしいので、気に入ってる本体があるなら交換刃だけ買えばいいみたいだし、貝印職専替刃小超鋭角50枚入の方がすげーとかいう話も聞いたりするけれど。ぐぬぬ。本体もNTカッター派が結構多いみたいだなー。まーオルファの五連発に全く不満は無いけれど。むしろ無駄に楽しい。

 細かいスキャン手順については、まだまだ全然確立していないので今回は触れない。
 スキャン設定が決まった原稿はすぐ終わるんだけど、新手の原稿が来る度に試行錯誤してる感じ。プレビュー画像を出したまま設定を変えればリアルタイムで効果が確認出来る、と気付いてからはだいぶ楽になったけど。

 作業が終わったら、油断せずに浴室に直行。
 どうしても終了後は、すぐにはアレルギー症状も来ないし、開放感にやられてだらだらしたくなるけど、身体を洗い流すまでが作戦である。

 とまあ、そんな具合で。ここから先は、電子化の作業速度次第な気がするなあ。
 このシリーズは俺部屋に来たことのある人の懐かしいコメが多くて楽しかったりしたけど、手順が固まってくると書くことも無くなってくるかもなー。そもそも最近の更新の多さの方が珍しいが。


モニタとか壊れたHDDとかを捨ててくる


 まあ、捨ててきたのは俺じゃないですが。
 パソコンファームというリサイクル業者、CMとかも良く打ってるらしくて母は知ってたらしいけど、これがなかなか良かったらしいという話。

 古いCRTとか、じゃんぱらで売れなかった壊れたHDDとかメモリとか、どう処分すっかなーと。
 そうそう、壊れてたHDDはやっぱりMaXLineIIが二台と、Barracudaの超古い奴だった。今や全部Seagateか。しめて1500円分。まー仕方ないな。

 電化製品の類は、ゴミ収集に出しとくと怪しい中国人が勝手に持っていく、と思ってたんだけどさ。どうもCRTは持ってかないみたいなんですよ。誰かが出したCRTが収集所に置きっぱなしになってたし。それにあの辺の人達が儲かるってのもちょっと嫌な図式ではある。
 市の粗大ゴミ収集も駄目らしい。ああ、家電リサイクル法ってそれで引っ掛かるのか。それであのシールがある訳かーなるほどめんどくせえ。
 そして、CRTの処分費用は4200円っぽい。たけえ。

 どうするかなー、と思って、まずはCRTを買い取る業者を探したんだけど、全然ねーのな。そりゃそうか。同じCRTの中古品をそこそこの値段で売ってる業者があって、買取の見積もりフォームに放り込んでみたけど、返事も来ないし。いや返事くらいしろよと言いたい。
 町中を流してるような無料引き取り業者には、詐欺みたいなとこも良くあるって話だしなあ。そういえば最近見ないな、あの「壊れていても構いません」とかずっとループ再生してる車。竿竹屋も似たような詐欺まがいが多いって話だし、あれ同じ業者だったのかな。知らんけど。

 んで、検索してると、パソコンファームなる業者が見付かる。ふむ。何かネットのメディアでも色々と紹介されてるな。
 持ち込みでも宅配でも何でも受け入れるようだし、PCかパーツか周辺機器なら大体行けそう。家電も金属やプラで出来てる奴なら大体行けるとか。冷蔵庫・洗濯機・乾燥機は駄目と明記されてるけど。金属製品ならスチールワイヤーラックなんかも行けるらしい。でかい機器も受け入れるようだし、膨大な量でもいいらしいし。生きてる部品を使って再生PCを作ったり、プラや金属をリサイクルしたり、梱包材まで再利用するそうで、面白いなあ。
 ただ、CRTは壊れてると駄目らしい。壊れてはいないと思うけど、捨てる前提で雑に扱ってたのはまずかったな。
 幸い、三郷ならそれほど遠くない上に、その近くに良く行く人がいるので、その人に持ち込みを頼んでみることに。

 その後、どんな感じだったか聞くと、車で敷地に入っていくや否や、従業員の二人組がさっと寄って来て、一人が運び出して、一人が説明とか色々の対応をして、すげー慣れた感じで手際良く終わったらしい。紙に住所氏名電話番号を書くだけで、身分証とかも不要。ふむ。まあ、毎日何百台もPCを受け入れてるそうだし、手際が良いのも当然か。
 再生した製品を売ってるっぽい店も見えた、と言ってたから、どんな店なのかちょっと気になったけど、微妙に遠いんで行く機会無いだろうなー。行ってみたいけど。

 つーことで、大物が片付いた。
 知り合いの事務所にも色々故障して放置してる物があるみたいだし、どんどん処分したくなるな。

 あと思ったけど、こないだみたいに中古ショップで買取不可が出ると、引き取りの手間と費用が掛かる訳ですよ。それで秋葉にもう一度行くことになった訳だしさ。
 なので、中古ショップと提携して故障品を引き取ってくれたらいいのになー、とか。


QNAP TS-121とNexus7でVPNしてみる


 QNAPのTurboNASシリーズは、所有者専用の無料DDNSサービスもあるし、OpenVPNやPPTPのサーバもポチポチとクリックするだけでちゃっちゃと立てられる。らしい。筈。
 電子化した漫画を外出先でちょこっと表示したり、リモートデスクトップでWindowsとか触れたりすると、まー助かる時もあるかもしれないし、ネタ的にも面白いよなー、ということで、やってみた。
 PPTPは、脆弱性が色々と言われてるし、そもそもMD4とかDESとかRC4(128bit)とかの名前が出てくるのが限りなくノーガードに近いアレ感なので、OpenVPNが駄目だった時に考えよう。

 つーことで、まずはOpenVPNから。
 TurboNASのファームは4.0.2なので、3系とは違うこともあるかも。

 最初はDDNSを設定してしまうことにする。
 QNAPの所有者用のDDNSはmyQNAPcloudって奴で、これはもう何も読まずに適当にやっても行けるレベルの簡単さ。NASのいつもの偽デスクトップみたいな設定画面からざくざく登録と設定。
 IDがメールアドレスなのは、どこにも書いてないんで不親切だけど。あと、DNSに登録される名前は、後からでも好きに変えられそうな雰囲気だった。試してないけど。

 で、myQNAPcloudを設定しただけで、何やら勝手に色々なサービスが有効になる。やめろー。
 とりあえず、OpenVPNとMy DDNSだけ有効にして、他のサービスは全部切る。Cloud Portalも何のサービスだか分からんけど、全部「公開」をオフに。
 自動ルータ構成は、有効にした方が楽なんだろうけど、ルータのuPnPは無効にしておきたいのだよな。だってLAN側の機器からポートマッピングが設定出来るんだぜ、認証とか無しで。怖いじゃないか。某事務所が同じLANにいるから、何かあったら困るのだ。VLANで一応の隔離はしてるけど。
 一般的にはuPnP有効でも大丈夫な気もするけど、一応uPnP無効で進めたいので、ルータのポートマッピング設定をする。OpenVPNはポート一個で全部済むから簡単である。いわゆる普通のポート開放と全部同じ手順。その都合で、NASも固定IPアドレスに変更した。ルータのポートマッピングがIPアドレス指定だからだけど、AndroidのOpenVPNだと普通TUNらしいからNetBIOS名の解決も無理だろう。NASのOpenVPNサーバ設定にWINS関係も見当たらんしな。
 そのOpenVPNサーバ設定は、暗号化をAES(256bit)に何となく変えてみた程度。あとは「設定ファイルのダウンロード」を押せば、ca.crtopenvpn.ovpnの入ったzipが落とせるから、これをクライアントにインポートすれば、クライアントの設定も簡単に終わってめでたしめでたし、って寸法らしいぜー。
 そうは行かなかったが。

 サーバ側の設定が終わったので、今度はAndroid(4.4)のクライアントを入れる。良く分からんけど、公式(?)クライアントにしといた。OpenVPN Connectって奴。
 さっき落としたca.crtopenvpn.ovpnを、Nexus7の適当なローカルフォルダに置いて、Import > Import Profile from SD cardで取り込んで、ユーザー名とパスワードはとりあえずNASでVPNアクセスが許可されてるユーザーのソレを突っ込めばいい、と思われたのだが、この手順だと「証明書が見つかりません」とか言われて進めなくなった。
 対策は色々あるのかもだけど、以下の手順で予めopenvpn.ovpnを書き換える方法がフォーラムに上がっていた。

 まず、ca.crtの中身は

-----BEGIN CERTIFICATE-----
へんだらもんだら
ほんがらふんがら
-----END CERTIFICATE-----

のようになっていると思うんだけど、そいつをコピーする。
 次に、openvpn.ovpn

ca ca.crt

という行を削除して、代わりに

<ca>
-----BEGIN CERTIFICATE-----
へんだらもんだら
ほんがらふんがら
-----END CERTIFICATE-----
</ca>
setenv CLIENT_CERT 0

って感じで、さっきコピーした奴を貼り付けて、前後にちょっとおまけを付け足す。
 あとは、openvpn.ovpnImport Profile from SD cardで取り込んで、正しいユーザー名とパスワードを入れれば終わり。
 ちなみに、VPNを使えるユーザーの設定は、コントロールパネル→アプリケーション→VPNサービス→VPNクライアント管理とかで行ける。

 でもこれ、多分ca.crtを埋め込む作業は不要で、単に

setenv CLIENT_CERT 0

の一行を追加すればいいだけな気がする。やり直すの面倒だから試さないけど。ca.crtの埋め込みは何となくiPhone向けの手順という気もしなくもないけど、iPhoneは全く分からんのであった。

 最後にLTEから自宅LANへの接続テストをしてみたけど、NASのファイルも見えるし、Splashtop2も無料のまま繋がったので、成功したっぽい。めでたしめでたし。Importに使ったファイルは漏洩するとまずいのでさっさと消去。
 あとは、OpenVPN ConnectのPreferencesを適当に一通り見て回って、Battery SaverをONにしてみたり。
 それと、何かの拍子に左上にアイコンが残りっぱなしになった時は、Exit Allで終わらせられるっぽい。

 ただ、Android4.4の仕様なのか、「ネットワークが監視される場合があります」という警告が出っぱなしになるのがうざい。英語メッセージだと"Network may be monitored"なので、そっちで検索すると色々なやり取りが見付かるんだけど、結局rootedじゃないと消せないらしい。
 こういう、狼少年の警告とでも言うべき仕様にされると、本当に警告が必要なことが起きても気付かなくなるのだよな。直して欲しいなあ。


俺部屋侵攻作戦その9 瘴気濃度低下


 部屋に入れば数分でアレルギー症状を引き起こしていた俺の部屋を、いつか清浄なる空気に満ちた楽園にする物語。(
 いやさすがに楽園は無理。
 でも、ロボット掃除機がバリバリ仕事出来るように床上5cmまでは極力空ける、というような計画はある。ベッド選びに悩みそうだな。エアウィーヴとか欲しいぜー。

 で、大量にある色々な物を、どうにかして物理的な体積を減らすべく作業している訳だが。
 今回の主な敵は、CDとDVDである。CD-ROMやDVD-ROMも含む。

 以前、エロゲーが多すぎてどうにもならなくなった時は、大量に買ったスピンドルケースにメディアだけ突っ込んで、付属のジャケットだの何だのを別口で保管するようにして解決したことがある。
 でも何か、音楽CDなどを整理する用だと、MEDIA PASS!とかいう製品も人気っぽい。ふむふむ。不織布入りか。ハズレを引くと不具合が怖いからな不織布は…。それに、こういうのを買うのは、頻繁にメディアを取り出したい人なんじゃないかな。そういう人には良さそう。ちょっと高いけど。
 俺の場合、メディアを取り出して使うことは稀だ。必要なのは据え置きゲーム機を動かす時くらいかなあ。だが据え置きゲーム機も元々ほとんど出番が無い。
 あとは、ディスクチェック付きエロゲーとかもあるけど、最近エロゲーさっぱりやらんから新作の事情も知らんし、ディスクチェックとか未だにやってるのかどうかも分からん。
 ともかく俺の場合、取り出しがよほど面倒じゃなきゃ何でもいい感じなので、スピンドルケースはやはり最有力である。体積が一番減る上に、激しく安い。

 つーことで、スピンドルケースを探す。
 ビックカメラで100枚入りの奴を買うのが一番かなあ。一個130円のが送料無料ですよ。これ赤字なんじゃね?
 50枚入りくらいが個人的には一番便利なんだけど、まあ、見付からないので妥協しよう。

 そして、注文の翌日くらいには届いたので、早速ガッシャガッシャとCD-ROMを整理しまくる。
 むむ。「これ俺のだっけ」ってのがたまに出て来るんだけど。むぬーん。あ〜ごんから借りたソフトのような気もするし、買ったような気もするし…。不明な奴はケースも温存しとくか。
 大体50枚くらい整理すると、CDケース一つ分の面積の床が見える感じで、そのくらいが一日分の作業の限界。アレルギーもさることながら、曇ったゴーグル越しに作業してると激しく疲れる。

 だがしかし、部屋に装備無しで入ってみると、ホコリだか木酢液だかカビだか何だか分からないような古い倉庫っぽい香りのする瘴気が格段に薄まっていた。片付け作業さえしなければ、アレルギー症状も目立って進行はしない感じ。
 最近薄々思ってるんだけど、これカビの臭いじゃないのかもなあ。まあ、正体は分からないけど。
 制圧した床が増えると瘴気も薄まるらしいことは分かってきたので、希望はかなりはっきり見えてきた。一日中いても平気な空気になれば全然違うからな。まあ、本を一日数冊しか減らせないので、真の完全制圧は遠いけど。