マスクの防御力が凄い


 ここんとこ、埃との戦いが非常に多い。ハウスダストのアレルギー持ちなのに。
 さらに、スキャナ(fi-7160)が埃に弱いのも聞いてたんで、かなり慎重に作業してた。それでも、購入して稼働させて三日後にはガラスの内側に埃が付着してたんだけど。何なんだ。縦筋は見えないからセーフなのかもしれないけど。といっても変な意味じゃないぜ。←やめろ。
 こんなすぐに内側に入る構造ってどうなんだよなあ。エアダスターなんてもちろん使ってねーし。原稿も、紙屑の出やすいところは粘着テープで掃除してるし、捌く時になるべく埃も払ってるしなあ。
 で、掃除の度にガラスの裏側の埃を見ることになるんで、何つーかすげー萎える。

 まあ、スキャナのことは置いといて。今日はマスクの話です。

 物凄くアレルギー症状が出て来て、咳が続くようになってしまったので、部屋の片付けを三日ほど休んでいた。
 そして、少しずつ様子見に俺部屋に入ってるんだけど、適当に買ってきた50枚300円くらいのやっすいマスクが強力だった。数分でアウトなところを、結構無茶な作業でも耐えられる感じ。
 というより、このマスクがいいんじゃなくて、マスクをちゃんと使ってれば大幅に症状は軽減出来てた予感。本の裁断とか、掃除機の紙パック交換とか、マスク無しでやってたからなー。バカじゃないのか俺ー。
 マスクを使う時は、隙間からの漏れ込みをとにかく防止するのが大前提と聞くので、そこだけは注意していたが、実際それだけで埃除けには十分だったっぽい。そうなれば、安い方が気軽に捨てられるのでいいな。

 つーか、自分で買ったマスクだと余裕で使い捨てに出来る。
 家に常備されてる使い捨てマスクだと、糞安いからどんどん捨てろと言われてるのに、「もう一度使えるんじゃないかなー」みたいに使い回したい気持ちが抜けなかった。でも自分で買った奴は平気。作業が終わったらそのまま捨てる。それが30分でも一時間でも。
 使い回してた頃も、数回までは防御効果を感じられたけれど。でも、体調が悪化する限界まで一枚6円の物を使うとか、分が悪いどころじゃなく負け確定の賭けだからな。

 で、今の問題は、「俺部屋に物を一つ取りに行く程度ならマスクは要らんなーと思ってたら探している間に片付けが進んで体調も悪化」の流れをどうするか、である。
 もうここ一週間くらい、何かしらアレルギー症状が出てない日は無いなあ。今日は頭痛メインである。ぬーん。
 ふと思ったが、もしかして頭痛になる時って、マスクと手袋をして長時間作業した時なんじゃなかろうか。今度から注意してみるか。もしそうならゴーグルを試す必要も出てくるが、どんどん大仰になるな…。


俺部屋侵攻作戦その7 状態異常攻撃


 きったねえ部屋を片付けるシリーズ。(
 つっても、ネットで汚い部屋を検索すると、俺の部屋とかだいぶマシな方に見えてきますが。

 書籍の電子化が、思ったよりヤバい作業であると分かってきた。
 何がヤバいって、アレルギーの症状が凄い。綺麗な部屋で作業してるのに、かなりアレルギーが出る。もしかして本を切ってる自体が駄目なのか。だとしたら、すげー伏兵なんすけど。
 最初は、掃除機の排気かなーとか色々考えたんだけど、単に作業をしていた部屋に入るだけで全然駄目、と分かってきた。掃除機の排気がずっと漂ってるのかもしれんし、本の微細な裁断屑かもしれん。さっぱり分からん。

 買ったばかりのオルファの五連発カッターとか見てるとつい使いたくなって、小康状態になる度に本を切ってはスキャンしてたのがまずかったなあ。
 で、休止したんだけど、三日経っても調子が戻らん。むしろ咳は悪化している。これはもう、部屋の空気が駄目になってるんじゃ。

 そこでふと、俺部屋に置きっぱなしの空気清浄機を持ち込んだらどうだろう、と気付く。
 早速運転開始。全力モードで。プラズマクラスター氏も一応ONにしとく。まあ、HEPAフィルターの方は確実に効くだろ。フィルタ掃除とか全然してないけど。

 二時間後に再入室すると、明らかにダメージが軽いというか、ノーダメージかも。おお。空気清浄機つえー。何この清浄な空気。
 こんなに強いんなら、もっと丁寧に手入れして使ってくかな。マニュアルもちゃんと公式から落として、と。電子化するようになったら、公式の電子版マニュアルが以前よりさらに有難く感じるなあ。

 つーことで、俺に限って言えば、蔵書の電子化を進めるには塵対策が必須であるらしい。

 んで、マスクとかどうしようって話。マスク要るだろこれ。必須。
 とりあえず、レスキュープラスとかいうメーカーのマスクが50枚300円くらいの激安だったんで、迷ったけど買った。埃除けなら十分かなーとか。マスクは何よりフィッティングが大事なんだー、と聞くし。PM2.5とか防ぎたい訳ではないしな。
 興研のサカヰ式1005R-07とかいうガチ過ぎるソレに惹かれる心もあった。でも多分部屋が片付いたら二度と取り出さないだろうしなあ。いや、本を買う度に取り出す可能性もあるか。でもランニングコスト高そう。この手のタイプとしては安いらしいけど。
 ゴーグルは、うーん。マスクしても駄目そうなら考えるか。それほど高くもないしな。

 それにしても、咳がいつまでも続く。油断し過ぎたなあ。治るまでは作業禁止だ。くそー。


データ用のHDDを交換する


 うちはSSDとHDDを一台ずつ入れてるので、HDDがDドライブでデータ置き場なんだけど、だいぶ空き容量も減ってたし、これから蔵書を電子化することでどんどん埋まるんで、余裕のある内に入れ替えとこう、と。
 複数のHDDを一つのドライブのように扱う方法は、めんどくせーのでやらない。単純に大容量のHDDを買って入れ替える。

 ということで、1TBから3TBに増量である。

 まず、Acronis TrueImage WD Editionでクローンしてみようとした。
 でも何か、どうしても100MBの無駄なパーティションを切ろうとしてくる。何だこれ、と思って検索すると、「データ置き場なのにクローンとか危ねーことやってないで、素直にフォーマットしてrobocopyでもしとけ」って出た。それもそうだな。

 で、普通にフォーマットする。
 念の為、コントロールパネル→管理ツール→コンピューターの管理→記憶域→ディスクの管理からGPTでパーティション作らせてフォーマットしたけど、まあ、別にこんなことしなくても適当に楽にフォーマットしても同じことになると思う。
 テストを兼ねて通常のフォーマットでやったけど、後でちゃんとテストするからクイックフォーマットで十分だったなあ。3TBは時間掛かるーぜー。

 フォーマットが終わったら、CrystalDiskInfoでいくつかの項目を一応見ておく。
 特に大事なのは、

  • 代替処理済のセクタ数
  • 代替処理保留中のセクタ数
  • 回復不可能セクタ数

の三つの「生の値」のところで、0以外になってたら既に壊れている可能性大。これが出ても不良と認めない店があったら普通に二度と使わないな。
 CrystalDiskInfoを常駐させてれば、この三つが0以外になると自動的に教えてくれる(上級者向け機能→健康状態設定を変更したりしなければ)ので、常駐させておきたいソフトである。故障前に確実に気付けるソフトなどは存在しないけど、故障したことに気付くだけでも非常に便利なので。
 そして、これらの数値が0以外になったら、さっさと諦めた方がいいと思う。そこから短期間で故障に至る率は、確か通常の14倍である。赤く塗るどころの話ではない。
 ちなみにWDのRMAというのは、WD製HDDが壊れた時にメーカーに送り付けると交換品が戻ってくる、という感じの保証である。海外に送料自腹(1000円前後?)で送ることになるんで、遅いしめんどくさいけど。

 次に、HDD診断ツールをメーカーから落として、一番ガチなテストを一度だけでも通しておく。最初が肝心だからなー。
 どこ製でも同じかもだけど、WDなので一応Data Lifeguard Diagnosticsを入れて、EXTENDED TEXTを実行。八時間くらい放置して無事完了。

 んで、いよいよrobocopyだ。
 なるべくそのままに全てコピーしようとするなら、例えば今回のDドライブからEドライブへのコピーだと、

>robocopy D:\ E:\ /E /B /DCOPY:T /COPYALL

かな。
 暗号化とかは使ってないので、使ってる場合はどうすればいいのか知らんけど。
 シンボリックリンクを使ってる場合は/SLも要るんだろか。つーか使わない方がいいな、と改めて思ったが。Windowsだと使ってる人が少なすぎて、獣道に入るようなもんだからな。
 システムファイルとかがコピーされるのかは知らない。ただのデータ置き場だし。でも、Windows標準のバックアップで作られたWindowsImageBackupフォルダはコピーされてた。もちろんコマンドプロンプトは管理者権限で起動している。
 システムの保護で使われるSystem Volume Informationフォルダは放置されたけど、これは別にいいや。
 念の為、ディスクのどのフォルダがどんだけ容量食ってるのかを調べるのに良く使うFileSumってソフトを二枚開いて、二つのドライブのファイル数と容量を見比べたけど、どちらも同じ。まあ大丈夫かな。

 あとは、ドライブレターを入れ替えれば終わり。もう一度コントロールパネル→管理ツール→コンピューターの管理→記憶域→ディスクの管理に。
 Dドライブにフリーソフトをちょくちょく入れてたのはミスだったかもなあ。ドライブレターを削除しようとしても、使用中と言われてしまう。誰が使ってるのか調べるソフトもあった気がするけど、いいやめんどくせー強行突破だー、とばかりに削除して、新しいドライブにDを割り当てて、さっさと再起動したら行けた。むしろ再起動しなくても行けそうだった。
 行けたけど、こういうことはしてはいけないと思います。せめてセーフモードから行くべきだな。

 ということで、今のところ快調っぽい。3TBならさすがに余裕あるかなー。書籍の電子化も、そんなに高解像度で保管する気も無いしさ。
 つっても、まだ漫画を取り込んでないから、どのくらいで妥協出来るか分からんな。コミックスが4.5x7in程度として、フルHDちょい超え程度に収めるなら300dpiか。ふーむ…。大判だと更に問題だしなあ。オンザフライで縮小してリードオンリーで見られるFTPサーバでも立てるべきかねー。あるのかどうか知らんけど。無きゃ作れ俺って感じか。うへー。


俺部屋侵攻作戦その6 銀の弾丸は撃ちにくい


(追記: 色が転ぶのは初期不良でした)

 俺の部屋に入ると喘鳴とか頭痛とかでヤバくなるから何とかするぜーシリーズ。(
 壁一つ隔てると平穏なんだけどなあ。一時は外部に漏れてくるかと思ったけど、どうもあれは俺が運んだだけのような気が。一応、空気の通り道はそれなりに拭きまくってアルコールも吹きまくったけど。

 今回は、本の山との戦いを再開する。少し前に注文したfi-7160がようやく到着したのだ。
 すぐに開封すると、うっへ、何の匂いだこれ。病院的イソプロパノール臭に似てる。PFUが売ってる純正クリーナーの成分も昔はイソプロピルアルコール100%だったらしいから、そうなのかも。

 取り出すと、本体は思ったより小さい。iX500より縦横高さそれぞれ1cm前後大きい程度らしい。最近のファックスみたいなサイズだ。
 シューターは取り外さないと開きっぱなし。伸縮はするけど、ScanSnapみたいに本体に折り畳んだりは出来ない。残念だけど、まあ、そんなことより画質を上げて欲しいのでどうでもいいや。
 どこに置くか悩んだけど、USBケーブルは1.8mくらいなんで、大掛かりな片付け無しで使おうとすると、机の下にとりあえず置くくらいしか思い付かない。仕方ないのでそこに置いてみたけど、実はこの置き場所が素晴らしかった。何しろ、今までと生活空間が全く変わらない。うっかり蹴っ飛ばさないように注意するくらい。でも多分届かない。足が短くて本当に良かったわー嬉しいわー。
 本体が入っていたビニール袋は、そのまま未使用時の埃避けカバーとして使うことにした。シューターを取り付けたままでも行ける完璧なサイズである。

 置き場所は決まったけど、接続する前にドライバーとか導入せんと。
 何か知らんけど、公式でドライバーとかユーティリティとか公開してないっぽい。アップデータはあるけど単体導入不可。
 さらにアレなことに、添付のDVD-ROMには

このディスクは再発行いたしませんので、大切に保管してください。

とか書いてある。ええー。誰に何のメリットがあるんだこれ。PDF絡みとか?
 利用者のデメリットはすぐ分かるけどな。DVD-ROMが死んだら本体ごと買い換えるしか無いことになるだろ。すげー。バックアップ取っとかなきゃならん。めんどくっせー。とりあえずイメージをHDDに読み込んでおいたけど、まさかコピー保護とかしてねーだろな…。こんなことで2.5GBの浪費ですよ。他国語版のmsiとか大量に入ってる無駄イメージですよ。アホらしい。

 でもまあ、とりあえず適当にインストール。
 そして電源投入。すぐに準備完了。

 まずは、その辺に置いてあった(元)自社ゲーのチラシとか取り込んでみる。
 んんー。色合いによっては、何か知らんけどすんごい色が転ぶ帯がくっきり出るな…。何だこれ。(追記:もう一度言うけど初期不良だったのぜ)ちょうどローラーのある位置っぽいけど、別に原稿が汚れたりはしていない。ガラスの奥の白い部分もちゃんと真っ白に見えるし、うーむむむ。開封直後からこれかよ。カラー原稿で本気出す時はフラベか…。
 でも、こだわってると時間の消費が凄い。つーか、逆かな。こだわりを捨てると圧倒的に速いんだ、シートフィードスキャナという物の性格が。なので、(元)自社ゲーのチラシとか非常にどうでもいい部類だから、フラベなんて使わない。大体、こんなもん取り込んで保管しとく自体が時間の無駄くさいんだ(笑)。
 幸い、グレースケールならこの問題は全く感じない。カラーでも色合いによっては全く引っ掛からない。漫画の大半は大丈夫だろう。納得行く訳でもないけど。何で画質に自信あるとか言っちゃってんだろPFUの人、とか毒づきたくなるけど。

 設定も一応、最低限は弄ってみた。
 用紙サイズは、俺が取り込みそうな物の中で一番でかいA4(追記:今は8.5x34in)。細かいことは自動クロッピングに任せる。A4以下は全部これで済む筈。手作業でクロッピングすると所要時間激増なので諦める。
 クロッピングは、自動、マージン0、精度重視。精度重視でないと、余裕で傾いたり変なとこでクロップしたりする。精度重視ならほぼ気にならない程度。TIFFのPackBitsで吐かせてeTilTranでー、とかやると超大変そうなので、これも諦める。
 回転は0度。自動認識はぶっちゃけ無理だろ。絵の方向なんか人間でも分からんことがあるし、書籍なら逆に0度固定だし、電子化の用途では自動にする意味は薄かろう。PowerStream Captureでも、JPEGにする前に手作業で90度単位の回転は出来る。回転を間違えたままJPEGで保存してもLossless回転で直せるかも、と最初勘違いしてたけど、縦横のピクセル数が16の倍数とかじゃないとLossless回転は出来ないんだよな確か。ブロックサイズが8×8だから8の倍数でも行けるのかもだけど、どっちにしろ自動クロッピングな時点でピクセル数は制御不能だから無理。
 マルチフィードは検出する。これデフォで検出しないになってるのは何だろ。

 まあ、プレビューボタンを押せば一枚取り込んで表示してくれるから、適当に原稿をどっさり載せて、一枚ずつ取り込ませながら「この絵なら許せるかなー」という設定を探ってく感じで。

 カラー原稿は割とすぐに妥協点に辿り着いたけど、文字原稿は少し悩んだ。
 二値は好みでないのでグレースケールで、240dpiでぎりぎり妥協したけど、うーん。さすがにA4の本とかをスキャンして7インチタブレットに持ってくと読みにくいな。文字情報じゃなく画像だから、電子書籍とはだいぶ違う。拡縮で自動的に行数が変わったりもしないし、微妙な傾きがあるし。この辺に気合で対処するViewerとか作られないかな。ロード時に傾き補正して、文字の塊を判断して、拡縮時は文字の塊を切り貼りしつつ、みたいな。
 あと、OCRも使う設定にしたけど、Core i7-2600Kでも結構待たされる。まあ、本の表紙を剥がして分割してる間に余裕で終わる程度だけど。

 まーでもさ、ただ捨てるのも何だから取り込んでおくか、って本が多いから、画質をそこまで詰めなくてもいいんだよな。技術系は最近ほとんどネットで調べて終わりにしちゃうしさ。
 小説は読みそうだけど、文庫本ばかりなので、画面が小さくてもそんなにきつくはない感じ。

 そろそろソフトの話はこの辺にして。
 慣れるまではあまり大事でない本から、ということで、C++の本からやってみた。最近使わんからなーC++。それに、目次だけ見れば大体の内容も思い出せるだろうから、一応読めればいいって感じだ。

 CARLのDC-210Nを使うので、まず最初にペーパーガイド下に本の一部を突っ込んで、何ページまで一気に入るかを調べて、その枚数ごとに背中をカッターで切断していく。ここが一番だるいな。安いカッターナイフを使ってるせいだろうか。切れない刃物は切れる刃物より危ない、とも言うし、カッターナイフなんか結構いい物でも安いんだから、買うかなあ。
 背中をある程度切り分けたら、DC-210Nでスパンスパンと。
 なるほど、でかい裁断機を買う気持ちは分かる気がする。ここまでの作業は楽になるだろうなー。でも数万円多く注ぎ込む気分までは行かないな、俺の場合。DC-210Nの満足感もかなり高いので、ここは現状のままで。
 刃が往復する間に紙が微妙にずれてしまうことも無くはなく、その時は大根の千切り状態なので、極細の切り屑が散る。その点では、埃に弱いスキャナとの相性はよろしくないかもしれないが、AC電源で動く力強いハンディクリーナーがあれば安心感はある。実際、捌く時に切断面を吸い取るようにしてるけど、切り屑らしきゴミはADF内部には見掛けない。謎の埃はどんどん増えるけど。
 他にもハンディクリーナーは全面的に大活躍である。ガラスにぶつけたりするのが怖いけど。スキャンしようとする時はどうにも小さい屑や埃が敵だからなあ。なお、ブロワーやエアダスターで飛ばすのは、密閉部に侵入される確率が急上昇するので厳禁らしい。

 そして、1000枚程度読み取った辺りで縦線発生。これが噂の縦線であるか。
 要するに、読み取るとこにゴミが乗ってる訳だ。ADFを開くと、確かにガラスのとこに小さい粒が見える。ある程度自動的に落とす機構って作れないんかな、こういうゴミ。
 一度汚れると、何か結構大変だ。ガラス以外のとこも埃がだいぶ付いてて、適当にトレシー辺りで拭いても別の埃が乗るだけ、みたいなループに。ぐぬぬ。
 まあ、掃除機とかを慎重に併用して、何とか埃は払ったけど。清掃の効率化も重要課題だなー。

 とりあえず、裁断と清掃が課題と分かったので、便利そうな気配をさせつつもお値段三桁の安いアイテムをどんどん注文する。これは分の良い賭けだからな。失敗しても数百円の損失で、成功すれば多大なる時間を獲得する可能性もある。買った物が駄目でもそれはそれでネタになるので、ほぼ何かしら得する流れと言えよう。ならば迷うまでも無い。
 ただし、クリーニング液だけは純正のクリーナF1を注文した。100mlで2000円弱。くっそ高い。イソプロピルアルコール100%の500mlが2000円ちょいで買えるのに。100%なら旧型純正クリーナーと同じなんだから買っちゃうかなー、とも思ったけど、まあ、現行純正品の消耗速度を見てから考えるつもり。
 ちなみにガソリン車の水抜き剤は100mlで148円で売ってたけど、イソプロピルアルコール100%ではないので、他の成分が本体に悪影響でもあったら泣けるから避けた。

 で、作業再開しようかと思ったけど、またアレルギー症状が悪化してきた。
 俺部屋で作業してるのが悪かったのかと思ってたんだけど、どうも本を裁断してるだけで埃が舞うのか何なのか、綺麗な部屋で作業してても駄目っぽい。うーむ、思ったより進行速度は遅くなりそうだな。
 まあ、決まったペースで毎日淡々と少量ずつでも進めてれば、そのうちティッピングポイントに到達するんじゃないかと。それまでは低速かつ地道な進行かなあ。


NASへのミラーリングに必死の巻


 さあ、QNAP TS-121が届きましたよー。NASですよNAS。わーい。
 って今更盛り上がるもんでもないが、自分用のNASって実は初めてだったのだよ。自分でもびっくり。よそのNASばかり面倒見てるからだな。

 QNAPの導入は簡単だ。トレイを取り出し、同梱のインチネジの方でHDDをトレイに留め、トレイを突っ込み、ケーブル全部繋いで電源投入。起動したらQfinderからブラウザの設定画面に飛んで、初期化開始。フォーマットが入るんで割と待たされるぜ。
 終わったら、かなーり適当に一通り設定を見て回る。迷うようなとこもほぼ無い。
 HDDの電源設定は、うーん、回しっぱなしかな。使い勝手良し、故障率低下説も有力で、消費電力増だけがデメリットだけど、今回使うWD Redはアイドル4Wくらいなので、故障した時のコストを考えれば安い保険だ。

 さて、なるべく安くて飛びにくいデータ保管庫を作ろう。うまく行くかな。

 今回は、ミラーリングとロールバックの切り分けを、今までより露骨にやってみる。
 ミラーリングは自動でリアルタイムに。RAID1は二重化と言うには密接過ぎるので、もう少しだけでも分散出来る方法で。
 ロールバックは、ミラーリングの「破損もそのまま伝播」への対応なので、rsyncにlink-destオプション付けて、NASローカルで世代管理すれば行けるかな。ハードリンクだと冗長性が無いけど、使い勝手が実にいいので、冗長化はミラーリングに任せる。
 バージョン管理はしない。それが必要なら別階層で。

 何か綱渡りな感じだな。どっかで全てにデータ破損が伝播するケースがありそうな無さそうな…。
 単純な操作ミスとかは大丈夫。タイムスタンプが一致しなければ世代管理対象になる。世代管理はリアルタイムじゃないから、スケジュールの合間の取りこぼしはあるけど、これの回避は当面は諦めてる。全部バージョニングする世界って一般人でも扱えるんだろか。
 プライマリのFS階層外でのデータ破損があっても、ミラーリングされるまでは伝播しないし、ミラーリングされるのはタイムスタンプが変わった時だけだから、世代管理に引っ掛かってセーフ、な筈だよな。うん。
 まあ、いいや。真の100%はどうせ無理なのだ。真の100%に近付くには、Amazon S3の海外拠点とかに流さないと。Glacierでも相当なお値段です。ネットワークも遅いです。あと、アレな画像とかは家の外に出したくないです(笑)。

 つーことで、この方針で。

 まず重要なのは、WindowsからNASにリアルタイムでミラーリングするソフトだなー。
 NetBak Replicatorの表示だと、ファイル数は約92万、サイズは420GB程度。他に管理してるSOHOとかのデータより遥かに多い感じ。さてどうなるか。しかもこれ、今後さらにどんどん増えるのだ。その為に整備してるんだしな。

 結論から言うと、最初に使ってみたNetBak Replicatorは、どうやら微妙。
 第二候補だったBvckupは、まあ、紆余曲折はあったけど、行けそうな雰囲気。大量ファイルならv2推奨。ただしv2は有料化の予定。

 NetBak Replicatorの最大の問題は、遅いこと。
 起動する度にコピー先の全ファイル情報を見に行くので、ファイル数が多いと異様な時間が掛かる。途中で放置して寝たけど、6時間とかじゃ全然足りなかったような。12時間とか行ってたかも。PCが再起動すればチェックし直しである。ここさえ飛ばせれば、致命的な不満は無いんだけどなあ。
 他の問題は、日本語訳がおかしいので軽く一瞬迷うこととか。まーこれは何とかなるけど。

 処理出来ないファイル名も幾つかあった。
 まず、foobar~1.txtのようなファイル名。ロングファイルネームなのに8.3形式の例のアレみたいな形にちょうどなっているのが呪われているのか何なのか、処理に失敗していた。
 もう一つは、フルパスが長すぎる場合。大抵はファイル名が長すぎるケースだけど。これ引っ掛かるソフト多いけど、バックアップソフトはちゃんと対応して欲しい。本気出せばWindowsのフルパスは64k文字くらい行ける筈なんで。(追記:そもそもNAS側からして対応していなかったというオチであった)
 ジャンクションとかは試さなかった。まー、普通は気にしなくていいかな。

 んで、次にBvckup導入。
 v1とv2があって、どっちもβ。正式版は有料予定。ただしv1は永遠のβのまま開発停止っぽい感じ。んー、まずはv1で試すかな。$20の価値を感じたらv2を試そう。

 NetBak Replicatorが処理出来なかった変なファイル名は、Flexible Renamerと手作業でリネーム済みなので、同じ問題が起きるかどうかは不明。
 ただ、長いフルパスの問題は、v1では出るっぽい。v2で修正した、とかフォーラムに書いてある。うーむ。まー仕方ないか。
 他にもフォーラム見てると、v2で修正したという話がちょこちょこある。特に、v1で大量のファイルを食わしたらハングした、というのは非常に困る可能性が。たかだか10万ちょいで起きたとか何とか。
 どうやら、ファイル内の差分コピーの為にCRCを細分して取ってるらしく、メモリを馬鹿食いして落ちるんじゃないか、みたいな話になってた。ファイルを丸ごとコピーするモードにしとけばマシっぽい。英語フォーラムの斜め読みだから怪しいけど。
 子供の頃にネットあったら、英語の勉強とかすげーやる気違っただろうなー。ネットに多少突っ込むと必ず英語にぶち当たるしさ。最近、若い世代の英語の成績も上がってるらしいっすね。そりゃネット見てれば英語勉強する気も全然違うよなあ。
 まあ、ファイルを丸ごとコピーするモードに設定しとく。メモリ食い過ぎは困るし、バグを踏む可能性も格段に減るしな。巨大ファイルに追記を繰り返したりすると頻繁なコピーで死にそうに思えるけど、同じファイルを繰り返しコピーしない時間を設定出来るから、そこを1分くらいにしてみる。
 ジャンクションとかへの対応もv2っぽい。まあ使わないけど。

 起動してみると、快適そうな雰囲気ではある。非常にシンプルに扱えるけど、Googleみたいに「シンプル過ぎて時々困る」までは行かない。設定画面を潜ってくと、ツボを突いた設定もちゃんとある。
 既にコピー先にあるファイルを残したまま同期しようとすると、英語でダバダバ警告されるので、NetBak Replicatorがコピーした物は使わず、別のコピー先で最初から同期し直し。まあ、速度の比較にもなるだろう。
 さすがに初回は全部コピーするだけだから、速度はあまり変わらん感じ。NetBak Replicatorは48時間ほど掛かったが、さてどうなるか。
 数時間ほど放置してから、ログ表示モードをエラーログのみにして、また全てのログを表示させようとしたら、UIが無反応に。ハングはしてないっぽいんだけど、プロセスがCPUを50%食ったまま「反応なし」表示。あー、ログが大量過ぎて、レンダリングで固まったんだろか。1ファイルごとに2行のログが出てたもんなー。やっぱ不安だなあv1。

 この辺で、v1をまだ試すか迷ったけど、結局こいつともう少し付き合ってみることに。強制終了してやり直そう。
 ここまでにコピーされたファイルは全廃棄になるけど、エクスプローラーで普通に削除しようとしたら「残り一時間」とか出た。ぐぬぬ。残したままでも行けるかもだけど、出来れば更地にしておきたい。いい手無いかなー、と思ってふと気付いた。シェルからrmすればいいんじゃね?
 早速sshでrm -rf /share/共有名/パスを実行したら、数十秒で完了。うむ。

 40時間くらい放置してから見に行くと、激しく変な名前のファイルの処理に失敗して、リトライを繰り返していた。文字化けみたいなファイル名だな。どっかのWebからWgetでミラーリングした奴か。GETメソッドのQuery Stringをそのままファイル名にするから、たまに謎ファイル名になるんだ。何か変な処理したんかね。不安ですね。エラーログを吐くだけマシかもだけど。
 問題のファイルは、要らないことを確認した上で消したけど、ここでv1を諦めることに。

 うーん。v2もどうなんだろなー。
 でも有料になるっぽいから、まずはフリーソフトをもう少し探してみるか。

 監視型ミラーリングのソフトも結構あるもので、Lazulite、ばくあぷ、御鏡、robocopyなどを検討してみたけど、どれも何かに引っ掛かって脱落。何でだったかもう忘れた。
 Bvckup2、試すかー。

 インストールすると、v1よりシンプルさが少し減ったけど、高機能な雰囲気。高機能になれば多少オプションとかが増えるのは仕方無かろう。英語をちゃんと読まないといけない部分が格段に増えてるのは、うーん。多言語対応とかしないかなー。
 まあでも、プログラマー的には余裕で読めるので、ちゃっちゃと設定していく。が、"What to backup"の選択ダイアログを開きに行ったら、また固まった。んんー、重い処理してそうなとこあるかな。フォルダのツリー探索とかしてるんかなー。
 と思いつつ、しばらく待ってみたら動いた。大量のファイルやフォルダがある時の挙動が甘いのかな。αテストではここまで大量のフォルダが無くて、βテストに問題が漏れてくるのかもなあ。

 でも、設定終了後、初回コピーが始まった途端、細かいうだうだが吹っ飛んだ。くっそ速え。
 大量の小さいファイルをネットワーク越しにコピーしようとすると、普通どうしても遅くなるんだろうなー、と思ってたけど、こんなに速く行けるのか。テンション上がるなこれ。$20も許せるかもしんない。
 まあ、大量コピーの速度が役に立つのは初回だけかもしれんけどさ。速度にこだわってる感があるのはいいな。圧倒的に軽いソフトを作れる人って、大体は信用出来る気がするのだ。逆も然り。
 βテスト中に使えば、βユーザー専用のライセンスが入手出来て、何かしら優遇する予定みたいなんで、この手のソフトを探してる人は今のうちに試してみるのもいいかも。

 で、約99万個のファイルが約18時間でコピー完了。おお。
 …あれ?
 NetBak Replicatorだと約92万個だったのに。まあいいか。←いいのか。
 Dropboxのキャッシュのところでエラーが発生してたけど、どーでもいいや。つーかDropboxのキャッシュ、こんなでかいファイル残ってるんかよー消せ消せー。
 ちなみにNVIDIAのドライバも巨大なゴミを残します。大抵はC:\NVIDIAC:\Program Files\NVIDIA Corporation\Installer2に。中身は全部捨てていいらしい。

 これでいいと思って運用してたら。
 メモリ使いすぎなんでこいつ落とすわ、ってWindowsのメッセージがいつの間にか出てた。マジか。おいおい。物理8GB搭載で、特に他のソフトも起動してなかったんですが。使えねー。
 つーことで、もう駄目だ話にならん。さらばBvckup。つーか、どうするんだこれー。

 結局、BunBackupの高速ファイルチェックと自動バックアップを併用して終わり。うむ。一時間ごとのバックアップになるけど、別にそれで十分だろー。メモリもまだ結構食うけど、動くからいいや。
 何かいつもBunBackupに帰ってくる感じだな…。
 ただ、空フォルダを一切処理してくれないんだよな、高速ファイルチェックだと。NAS側で処理すっかなー。うーむ。

 WindowsからNASへのミラーリングは、とりあえずこの辺にしといて。
 NAS自体のミラーリングもしないと。実はまだその為のHDDを買ってませんが。

 まあ、三重化するのは「壊れた時の復旧作業も安全にしたい」ということなので、急がなくてもいいかなーと思ってたけど、壊れた時に18時間以上無防備になるからなあ。やっぱ早めに三重化しときたい。
 でも、世代管理がハードリンク祭りなので、下手なミラーリングだと死にそう。lsyncdとrsync(-H付き)なら行けそうだけど、それよりNASのeSATAに外付けHDDを繋いで、QNAPのQ-RAID1とかいう怪しげな機能でどうにかならないかな。この方法なら、失敗しても全く損はしないのだ。今回の総入れ替えで使わなくなる外付けHDDケースがあるので。
 FSより下の層で処理してくれるようなら、ハードリンク関係の心配も無いけど、どうなんだろ。どこまで冗長化出来るのか、とにかく仕様が分からんのでまともに検討も出来ないけど、当面安上がりではあるし、2.5重化くらいの気持ちで突撃してみようか。
 怪しげな機能を試すのもネタになる、とか思ってる面もありますが。
 あと、Q-RAID1が駄目でも、eSATA接続のHDDはきっとマウントされてるだろうから、ローカルrsyncで済むかもしれない。そうするとlsyncdも使いたくなって、GCCも必要だから導入めんどくせー、って感じになりそうだけどさ。まあ、面倒なだけならな。安心して動くなら全然構わんさ。リストアがHDD突っ込むだけで済まない点も面倒だけど。

 もっとこう、ストレージの故障とかがあんまり怖くない環境を、誰でも手軽に使えるようにしてくんねーかなー。そんなのOS屋さんが主導してやってくれよー。robocopyじゃなくて、もっと誰でも手軽にさ。

追記:
 何かBvckupの作者の人からTwitterにコメントが。


ログがでかすぎたせいなのですぐ直すぜー、って感じか。
 でも、また入れ直すとまた同期し直しだよなー。BunBackupの高速ファイルチェックは空フォルダ処理してくれないから困ってないことは無いんだけど。NAS上でfind foo -type d -empty -deleteすんのもなー。んー。
 まーせっかくだから、いずれ試してみるか。

追記:
 Bvckup2の初回の同期は、同期先に既にコピーがある場合はうまいこと活用するように動作するらしい。試してないけど。