2008/1/7を最後にFXから手を引いたので、超久々にこのカテの記事を書きますが。
あの後も何度か爆死の話を見たけど、昨日もスイスフランで爆死が相次いだようで。
FXの最終的な安全装置はロスカットだけど、こいつは極めて貧弱なものでしかない。急激な相場の変動が起きたら、「この相場でロスカットされるはずだから」みたいな計算通りにはならない。ダメージを全部ここで受け止めてくれる、みたいな安全装置じゃなく、一定以上の急激なダメージは貫通してくる。
だって、「すんませんスイスフラン暴落してるんで、俺のロスカット水準の相場で買ってくれませんか」って言ったって、そんな値段で買ってくれる人はおらんでしょう。
相場のグラフの波を長い目で見たら、どっかで大損の方向にブンと振れる時はあると思うので。踏んだら一発アウト級のとかも。そんなのを一生うまく回避し続けるとか、激しく無理ゲーな気が。
レバレッジを下げて安全ラインを深く取れば回避しやすくはなるけど、何だか別に儲からない物になるような。手数料だけじわじわ損して。巨大な波が来たら結局吹っ飛ぶし。まあ、ここは「本当に勝率の高い流れ」だけ食ってれば儲かるかも、とも思うけど。でも「そのはずだったのに吹っ飛んだ玄人」とかもいる訳で、何ともかんとも。
さらに、FXは「まっとうな生活をしてる人の為の安全装置」も怪しくなるとか聞くし。自己破産しても免責不許可になるかもしれんらしいじゃん。
つーか自己破産とかそもそもしたくないですよね、こんなもんで。完全にギャンブル目的で一か八かの大儲けを考えてるならともかく、余剰資金があるからちょっと増やしたいなー、という程度の人が自己破産のリスクを抱えることになる時点で、普通に割に合わんべ。
まあ、素人が手を出すもんじゃないよなー、と俺は思うのですよ。